全国のJR線の普通列車が乗り放題になる「青春18きっぷ」。これを利用する上での条件や、発売・利用期間、乗れる列車、何人まで使えるかなど、基本的なポイントをまとめました。

何歳でも買えます

「青春18きっぷ」は、JR旅客6社が発売しているお得なきっぷの一種です。例年、春・夏・冬に発売されます。2022年の夏は、7月20日(水)から9月10日(土)まで利用できます。値段は大人、子ども同額で1万2050円です。年齢制限はなく、誰でも使えます。

 では「青春18きっぷ」の主なポイントを見ていきます。

全国のJR線などが乗り放題

「青春18きっぷ」で利用できる路線は以下の通りです。

・全国のJR線の普通列車(快速を含む)
・JR東日本のバス高速輸送システム(BRT)
・JR西日本宮島フェリー

 そして、1枚のきっぷで5回分利用できます。1回分で1人が1日中、自由に乗り降りできます。上述の通り発売額は1万2050円なので、1回分に換算すると2410円です。つまり、JR線で運賃が2410円以上かかる駅に行くなら「青春18きっぷ」の方がお得。たとえば東京駅から白河駅まで普通列車で移動する際に「青春18きっぷ」を使うと、通常の片道乗車券(3410円)より1000円安上がりです。

利用できるのは「普通列車の普通車自由席」だけ

「青春18きっぷ」を利用する際は、列車と期間に注意が必要です。

「青春18きっぷ」で利用できる列車・車両・座席

「青春18きっぷ」で利用できる列車は普通列車だけ。普通列車とは、特急や急行ではない、乗車券(運賃)のみで乗れる列車のこと。その多くが各駅停車タイプですが、特急券など別の料金券が不要なら、通過駅のある快速にも乗れます。逆に新幹線や特急列車には、特急券を追加購入しても乗れません。

 普通列車で利用できる座席も、普通車自由席に限られます。普通車自由席とは、グリーン車などのグレードアップ車両ではなく、事前の指定も不要な座席のこと。もし利用したければ、指定席券またはグリーン券の追加購入が必要です。ただしグリーン車指定席は、グリーン券を追加購入しても乗れません。

春、夏、冬の3シーズンのみ発売

 利用できる期間は春、夏、冬の3シーズン。2022年夏期は、発売期間が7月1日(金)から8月31日(水)まで。実際に利用できる期間は、7月20日(水)から9月10日(土)までです。9月1日(木)以降に利用する場合は、あらかじめ8月中に買っておく必要があります。なお、夏期に買った「青春18きっぷ」を、冬や春など別の期間で使うことはできません。

「青春18きっぷ」はJR駅の指定席券売機や「みどりの窓口」、主な旅行会社などで販売されています。指定席券売機なら「おトクなきっぷ」をタップ、窓口なら「青春18きっぷ」を購入したい旨を伝えて代金を払うだけです。列車内では購入できません。ちなみに、無人駅から使い始める場合は事前に購入しておく必要があるほか、初めに乗った列車内で車掌(ワンマン列車ならば運転士)から日付印を押してもらいます。

「青春18きっぷ」の様々な使い方

「青春18きっぷ」の応用や特例を知っておくと、旅行プラン作りの選択肢が増えます。

「連日」「飛び飛び」「複数人」どれもOK

「青春18きっぷ」の券面には、スタンプを押すスペースが5回分用意されています。改札などで駅係員に日付印を押してもらうと、その日1日利用できます。その後は券面のスタンプを駅係員や乗務員に示せば下車や乗車が可能です。自動改札機は通れません。

 利用できる期間内なら、1人が5回分を5日連続や、日を飛び飛びにしても使えます。また、全員が同じ行程なら、同じ日に複数人で使うことも可能。たとえば5人グループが5回分を一度に使い、日帰り旅行をするというケースが考えられます。

特例やオプションも

 このほか、一部の区間で第三セクター鉄道を利用できるといった特例が定められています。たとえば、両端がJRとの接続駅である青い森鉄道において、快速を含む普通列車の普通車自由席に乗車して通過する場合に限り、青森〜八戸間を別途運賃不要で利用できるといったものです。詳細は「青春18きっぷ」購入時に付いてくる案内に記されています。

 ちなみに「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」(2490円)というきっぷも販売されています。これは「青春18きっぷ」と併用する場合に限り使えるオプション券。1枚につき片道1回だけ、奥津軽いまべつ〜(北海道新幹線)〜木古内〜(道南いさりび鉄道線の普通列車)〜五稜郭間を乗車できます。北海道新幹線では、普通車の空いている席に座れますが事前予約はできません。有効期間は1日だけです。