51年前の7月19日、秋田県の横手駅を発着していた羽後交通横荘線が最終運行を迎えました。

横手から日本海側へ抜けるはずだった

 今から51年前の1971(昭和46)年7月19日。秋田県の横手駅を発着していた羽後交通横荘線が最終運行となりました。

 横荘線は奥羽本線の横手駅から西へ伸び、由利本荘市の老方駅までをむすぶ38.2kmの路線でした。全通したのは1930(昭和5)年で、その頃すでに日本海側の羽越本線・羽後本荘駅からも路線を伸ばし、互いに繋がる計画となっていました。

 しかしその計画は実現することなく、戦後すぐに台風の被害を受け末端部が休止。そのまま3段階に分けて徐々に廃止されていき、最後に残った横手〜沼館の15.3kmもきょう最終運行となり、全線廃止を迎えたのです。

 日本海側から伸びた路線は国鉄を経て由利高原鉄道となり、「鳥海山ろく線」という名前で、羽後本荘〜矢島23.0kmが現在も運行中です。

 もともとは、三陸地方と日本海側を横断する壮大な鉄道構想がありました。横手駅から三陸方面へは、現在のJR北上線が1924(大正13)年に全通し、JR釜石線が1950(昭和25)年に全通することで、実現に至っています。

 あと約15kmが繋がらなかった横荘線。全通の夢を受け継いで、羽後交通はバス路線「本荘・横手線」を運行しています(ルートは矢島経由ではなく、国道107号を走行)。


※一部修正しました(7月19日12時59分)。