ロシアの脅威が影響しているのは間違いなし。

空戦能力以外に「空中指揮所」としての性能も

 チェコ国防省は2022年7月20日(水)、最新戦闘機としてアメリカのロッキード・マーティン製F-35「ライトニングII」戦闘機の導入を決めたと発表しました。

 チェコ政府は同日に行われた閣議において、自国軍の近代化を図るためにスウェーデン製のCV90戦闘車両とともに、アメリカ製のF-35「ライトニングII」多用途戦闘機の購入について交渉を開始するようヤナ・チェルノチョヴァ国防大臣に権限を付与したとのこと。

 なお、閣議後の会見でチェルノチョヴァ国防大臣は「F-35多用途超音速戦闘機を2個飛行隊分、24機購入することについてアメリカ政府と交渉を開始します」と明言しています。

 これに関連して、チェコ軍参謀総長を務めるカレル・シェフカ将軍は「F-35ライトニングIIは2040年以降も技術的にトップであり続ける可能性が高く、一方で第4.5世代戦闘機は時代遅れになるでしょう」とコメント。続けて彼は「F-35は単なる戦闘機ではありません。戦闘機としての資質だけでなく、防空や情報通信分野において最高のネットワークを構成する“空飛ぶ指揮所”になるものであり、同時に無人機(UAV)を含むあらゆる航空機のインターネット網を構築できる能力を有しています」と述べています。

 2022年7月現在、チェコ空軍にはスウェーデン製のJAS39「グリペン」戦闘機が14機配備されています。これらはリースで2027年に契約期限を迎えることになっており、今回のF-35「ライトニングII」の導入決定はそれを見据えたもののようです。