胴体に描かれた「シロイルカの顔」は健在です。

6機で運用予定

 胴体上がコブのように大きく盛り上がった形状を特徴とする、エアバスの輸送機「ベルーガ XL」。エアバス社の公式SNSアカウントによると、その5号機「F-GXLK」が初飛行に成功したとのことです。

「ベルーガ XL」は従来機のA300ベースの輸送機「ベルーガ ST」の後継機種として、2020年にデビュー。これら2種類の「ベルーガ」シリーズは、欧州各地にあるエアバス社の工場で作られたパーツを空輸するために作られました。その目的のため、胴体上部はまるごと貨物スペースとなっています。

 今回5号機が初飛行した「ベルーガ XL」は双発旅客機のエアバスA330をベースに設計され、貨物室の大きさは幅約8.1m、高さ7.5mで、約47mの物体が入る奥行きを持ちます。なお、同社が手掛けるワイドボディ機「A350 XWBシリーズ」の主翼を、ベルーガSTでは片方しか運べなかったのに対し、「ベルーガXL」は一度に両方を運ぶことができるなど、キャパシティの増大などが図られているとのことです。

 なお、「ベルーガ XL」は将来的には6機体制となる予定で、6機出揃うのは2023年の見込みです。今回5号機が初飛行したことで、残り1機の完成を待つのみとなります。