41年前の7月26日、福岡市営地下鉄の最初の区間である天神〜室見間が開業しました。

路面電車を淘汰して誕生

 今から41年前の1981(昭和56)年7月26日。福岡市に初めて地下鉄が走り始めました。

 最初の区間となったのは、空港線(1号線)天神〜室見の5.8kmの区間です。国鉄との直通運転が可能な1000系電車8編成が走り始めました。

 それまで福岡市内では、西鉄が路面電車を張り巡らせていました。西は姪浜から東は九大前、吉塚駅方面。市内中心部では天神〜渡辺通〜博多〜千代町で環状運転も行われていました。しかし次第にバスにとって代わられるようになり、交通渋滞の原因にもなっていました。

 そこで1961(昭和36)年に「福岡市総合計画書」で、路面電車に代わる「市内高速循環鉄道」の構想が立ち上がります。それから12年後の1973(昭和48)年、地下鉄の建設が決定。その後、路面電車は徐々に縮小されていき、1979(昭和54)年に最後の区間である循環線の廃止をもって、福岡から姿を消すこととなりました。

 天神〜室見が開業した翌年の1982年には天神〜中洲川端〜呉服町までが、1983年には中洲川端から博多まで、西には姪浜までが順次開業。国鉄筑肥線と相互直通運転を開始します。筑肥線はそれまで博多駅を発着していましたが、地下鉄の開通をもって、博多〜姪浜は廃線となりました。