NEXCO西日本が展開する高速道路乗り放題プラン「みち旅」。エリア別の発売ですが、何度も乗り降りすることで、通常料金に比べはるかにお得になります。

平日・休日どちらも利用可

 新型コロナの影響で多くが休止されていた高速道路のETCドライブプランが、相次いで設定されています。指定エリアが乗り放題となるもので、毎回の支払い額を気にすることなく、何度も気軽に高速道路を利用できるため、特に周遊旅行では効率化が図れそうです。

 NEXCO西日本では四国・九州・中国・関西で「みち旅」という乗り放題プランを展開しています。この乗り放題キャンペーン、どうやって利用するのでしょうか。

「みち旅」の購入はNEXCO西日本のサイトから「高速料金・ルート検索」→「ETC・割引情報」→「ドライブパス(周遊割引)」と進み、各ドライブパスのページから順次「次へ」で進んでいくと、申込ページへ飛ぶことができます。申込時にETCカード番号を入力し、利用期間内にそのカードが自動的にプラン利用可能になっているという仕組みです。申込にあたって会員登録は求められません。

「みち旅」は大きく2タイプがあります。現地周遊のみのタイプと、現地周遊に各発着エリアからの往復料金がセットになったタイプです。なおバイクのほうは別途、全国で20コースが設定の「ツーリングプラン」として展開されています。

2022年はどんなプランが?

 各エリアごとに乗り放題プランを見ていきましょう。2022年7月時点で発表されているのは5プラン。利用期間はいずれも2022年7月15日〜11月30日(お盆は利用期間外)です。

●四国まるごとドライブパス!
 その名のとおり、四国4県すべてで利用可能です。2日間と3日間のプランが用意されています。

発売額:【普通車】2日間 6300円・3日間 6900円【軽自動車等】2日間 5000円・3日間 5000円

 これにあわせて、関西(滋賀・京都・大阪)および兵庫・岡山、広島・山口東部、福岡・山口西部からそれぞれ往復利用ができるセットもあります。往復料金に比べ半額近い割引があるため、お得です。

●ぶらり中国ドライブパス
「中国5県周遊プラン」と、エリアが限定された「ひろしま・しまね周遊プラン」の2つがあります。前者は山口・広島・岡山・島根・鳥取の高速道路が乗り放題。後者は広島・島根の2県内のみ利用可能です。なお、どちらも広島高速は対象外で、通行した場合、その区間の料金が自動で引き落とされます。

発売額:
中国5県…【普通車】2日間 8000円、3日間 8700円 【軽自動車等】2日間 6400円、3日間 6900円
広島・島根…【普通車】2日間 4800円、3日間 5400円 【軽自動車等】2日間 3800円、3日間 4300円

 これにあわせて、関西3県、兵庫、四国、九州北部、九州中部、九州南部からそれぞれ往復利用ができるセットもあります。

●ぎゅぎゅっと九州まんきつドライブパス
 全県で利用できる「九州全域乗り放題プラン」と、エリアが限定された「北部九州乗り放題プラン」「西部九州乗り放題プラン」「南部九州乗り放題プラン」の計4つがあります。エリア限定商品は、それぞれ福岡・大分、福岡・佐賀・長崎、熊本・鹿児島・宮崎を中心とする設定となっています。

 なお対象外となる有料道路がいくつかあります。福岡都市高速のほか、川平有料道路、ながさき出島道路、指宿スカイラインなどで、通行した場合、その区間の料金が自動で引き落とされます。

発売額:
九州全域…【普通車】3日間 7900円、4日間 8900円 【軽自動車等】3日間 6300円、4日間 7100円
西部九州…【普通車】2日間 5900円 【軽自動車等】2日間 4700円
北部九州…【普通車】2日間 5600円 【軽自動車等】2日間 4500円
南部九州…【普通車】2日間 6300円 【軽自動車等】2日間 5000円

 ちなみに、「ぎゅぎゅっと九州まんきつドライブパス」には九州外からの往復利用がセットになったプランはありません。周遊のみの販売となっています。

関西にも乗り放題エリアが

 関西エリアにも乗り放題プランが設定されています。九州と同じく、こちらにもエリア外発着プランの設定はありません。

●京都・若狭路・びわ湖・はりま路ぐるっとドライブパス
 2日間プランと3日間プランで、周遊エリアの広さが異なります。2日間は滋賀県と福知山・丹後・若狭地方をぐるりと回るエリアで、3日間はそれに和田山・姫路方面までのエリアが追加されます。なお、阪神高速は利用できません。

 和田山から豊岡へは無料の北近畿豊岡道があり、城崎方面へも旅プランに組み込めるでしょう。また周遊エリアには京都府南部の京奈和道 木津ICまで含まれており、奈良市内への足掛かりにもなります。新名神も甲賀土山まで周遊可能なので、信楽焼で有名な甲賀市信楽へも乗り放題で行けます。

発売額:【普通車】2日間 5100円、3日間 6900円 【軽自動車等】2日間 4100円、3日間 5800円

●えひめ南予きずな博ドライブパス
 大洲・八幡浜・宇和島など愛媛県の南予9市町が今年12月25日まで行っている観光振興キャンペーンに合わせて発売されるものです。周遊エリアは松山道の川内〜西予宇和。なお宇和島方面へは、そのまま無料の四国横断道が伸びています。こちらは周遊のみのプランはなく、3地域からの発着プランがそれぞれ発売されています。

関西発…発売額:【普通車】3日間 7800円 【軽自動車等】3日間 6200円
中国発…発売額:【普通車】3日間 5600円 【軽自動車等】3日間 4500円
四国発…発売額:【普通車】3日間 5600円 【軽自動車等】3日間 4500円

どれだけ使えば得する?

 京都から四国へ普通車で出かける場合、京都南〜高知のETC通常料金は8310円、松山着だと8910円。「四国まるごとドライブパス!」の関西発着プランは4日間で8800円なので、片道1都市で元が取れてしまいます。

 同様に下関までいくと、ETC通常料金は11670円。「ぶらり中国ドライブパス」の関西発着プランは3日間で10700円なので、山陽道・中国道をめいっぱい乗り通せば片道で元が取れます。

 九州を周遊するなら、門司〜鹿児島のETC通常料金が7630円。九州全域3日間プランが7900円なので、すでに元が取れています。4日間プランだと8900円。別府や長崎、佐世保を歴訪すれば、どんどんお得になっていきます。

 NEXCO東日本「ドラ割」、NEXCO「速旅」と同じく、高速道路乗り放題プランの最大のメリットは、「料金を気にせず、何度でもICを乗り降りできる」こと。途中下車を繰り返しながら道中の観光地を回っていくと、旅行を最大限に楽しむことができるでしょう。