艦載戦闘機はロシア製MiG-29の予定。

戦闘機や早期警戒ヘリなど約30機を搭載予定

 インド海軍は2022年9月2日、初の国産空母「ビクラント(ヴィクラント)」が造船所から引き渡されたと発表しました。

「ビクラント」はインド南部の都市コーチにあるコーチン造船所リミテッド(CSL)で建造された艦で、2009(平成21)年2月に起工したのち、2013(平成25)年8月に進水しています。

 船体サイズは全長が262.5m、最大幅は61.6m、排水量は約4万3000トン。主機関はガスタービン4基で、最高速度は28ノット(約52km/h)。航続距離は18ノット(約33.3km/h)の巡航速度で7500海里(約1万3890km)だといいます。

 艦内は上部構造物まで含めると14層のデッキからなり、区画(コンパートメント)は約2200あり、なかには女性専用区画も用意されているとのこと。乗員数は約1600名で、艦載機として国産の先進軽量ヘリコプター「ALH」や軽戦闘機「LCA」、ロシア製のMiG-29K戦闘機やKa-31早期警戒ヘリコプター、アメリカ製のMH-60R「シーホーク」多用途ヘリコプターなど、合計約30機の航空機を搭載し、それらからなる空母航空団を運用できる能力を持っているそうです。

「ヴィクラント」の就役式典にはインドのモディ首相も出席し、式辞において「インドは、独自技術でこのような巨大空母を国産化できる国のひとつとなりました。そして今日、『ヴィクラント』は我が国を新たな自信で満たし、新しい自信を生み出した」とコメント。

 その後、公式ツイッターにおいて「インドにとって歴史的な日! INS Vikrantに乗船したときの誇りは、言葉では表現できません」とも記しています。

 なお、「ビクラント」の就役に合わせ、インド海軍では軍艦旗も一新しており、これまでのイギリス(イングランド)モチーフのものから、金色の八角形のシンボルに錨を組み合わせた新たなデザインのものにしています。「ビクラント」の艦尾には、この新軍艦旗が掲揚されました。