先代は排水量7.5万トンの空母でした。

イタリア製軍艦がベースの米海軍向けフリゲート

 イタリアの造船メーカー、フィンカンティエリは2022年8月31日、アメリカ海軍の新型フリゲート「コンステレーション」の建造を、米本土ウィスコンシン州マリネットにあるフィンカンティエリ・マリネット・マリン造船所で正式にスタートさせたと発表しました。

「コンステレーション」は、アメリカ海軍が大量調達を予定している次世代ミサイル・フリゲート、コンステレーション級の1番艦です。

 コンステレーション級は、イタリア海軍のカルロ・ベルガミー二級フリゲートをベースに建造予定の新型艦で、全長約151m、幅約20m、排水量は約7300トンの船体サイズを予定しています。主機関はガスタービンと電動機を組み合わせた「CODLAG」と呼ばれる方式で、最大速力は約30ノット(約55.56km/h)と想定されています。

 主武装は70口径57mm単装速射砲1門、垂直発射装置(VLS)、近接防空用ミサイル(RAM)21連装発射機1基。このほかに対艦ミサイル発射機なども装備するほか、船体後部には飛行甲板とヘリ格納庫も装備し、MH-60RヘリコプターもしくはMQ-8C無人ヘリコプター(UAV)のいずれか1機を搭載可能です。

 フィンカンティエリは、アメリカ海軍と2020年4月に詳細設計と建造契約を締結したのち、同年5月に設計レビュー、7月に生産準備レビューを終えています。これによりアメリカ海軍は建造開始にゴーサインを出していますが、今回の起工までそれから2年以上かかってしまったことについて、アメリカ海軍側担当責任者のケイシー・モートン少将は「デザインを詰めていたから」と述べています。

 説明によると、「コンステレーション」は2026年に海軍へ引き渡される予定で、現時点では同級20隻を調達する計画とのこと。なお、海軍は以前、2023年度から年間2隻ずつコンステレーション級フリゲートを調達するとしていたものの、最近では年間1隻と2隻を交互に調達するという、平均年1.5隻の調達ペースに見直しを図っているそうです。