砕氷艦、哨戒艦、輸送艦などマルチに使える船だとか。

氷に閉ざされた海域も航行できる砕氷能力も確保

 カナダ海軍は2022年9月2日、新型哨戒艦「マックス・バーネイズ」が就役したと発表しました。

「マックス・バーネイズ」は、北極海域におけるカナダ海軍のプレゼンスとグローバルな運航能力を強化する目的で建造された新艦種(AOPV)の1艦です。次世代国家造船戦略の一環で計画された北極海上哨戒艦(AOPS)調達プロジェクトに基づき建造されているハリー・デヴォルフ級哨戒艦の3番艦として就役したもので、通年にわたって北極海域を航行できるよう、優れた耐氷・砕氷構造を有しているのが特徴です。

 ハリー・デヴォルフ級は、ノルウェー沿岸警備隊の砕氷哨戒船「スバールバル」をモデルにしており、排水量は6615トン、全長103.6m、幅19.0mで乗員数は65名。ディーゼル電気推進で速力は17ノット(約31.5km/h)とのこと。武装は25mm機関砲1門、12.7mm重機関銃2丁のほか、状況に応じて短距離対空ミサイル発射機1基を搭載することが可能です。

 また、艦後部にはヘリコプターの発着甲板を備えており、必要に応じてシコルスキーCH-148クラスの中型ヘリコプター1機または、ヘリコプター型のUAV(無人航空機)を搭載できます。

 なお、一部報道によると、本艦は2023年より太平洋地域を拠点に活動する同級最初の船になる予定とのことです。

 カナダ海軍はハリー・デヴォルフ級哨戒艦を6隻整備する計画で、4番艦と5番艦は建造中、6番艦も予算承認済みであり、2025年までに毎年1隻ずつ就役させる予定です。