乗りたいような、乗りたくないような…。

「放物線飛行」で無重力体験

 航空機追跡サイト「フライトレーダー24」の公式SNSが、2022年9月6日にフライトしたエアバスA310「F-WNOV」の飛行ルートを紹介しています。この機は高度2万フィート(約6100m)から1分程度かけ約8000ft(2400m)上昇したと思いきや、即降下。その1分後にはまた2万フィートに戻るといった、急上昇・急降下を繰り返す特異な挙動を描いています。

 この機は「Airbus A310 Zero G」と呼ばれ、2015年からフランス、ボルドーのNovespace社が運航しているもの。無重力実験などに用いられる飛行方式「放物線飛行」によって、機内の人が無重力を体験できる飛行機です。冒頭の航跡は、この「放物線飛行」を記録したものです。

 Airbus A310 Zero Gの母機は、旅客機として1989年にドイツの航空会社でデビュー。その後は、政府の要人輸送機として使用されたのち、2014年9月から半年ほどの期間をかけ、機内の改修が施され現在にいたります。客室は乗客が「無重力体験」を安全に体験できるべく、座席や荷物棚などが取り払われているほか、床、壁、天井をパッドで覆っているとのことです。

【映像】ありえない光景!乱高下中の「Zero G」機内の様子(22秒)