ANA・スカイマークについで、国内では3社目です。

21機を発注

 JAL(日本航空)が2023年3月23日、新型旅客機として「ボーイング737MAX」を購入契約を締結したと発表しました。JALがボーイング製の新モデルを導入するのは18年ぶりで、発注数は確定21機。就航は2026年を予定しています。

 ボーイング737MAXは2016年に初飛行した、ロングセラー機737シリーズの最新モデルです。737MAXは、大型で効率の良いエンジンの採用や操縦システムの改修などが加えられており、騒音抑制のため、エンジンカバー後部がギザギザになった機構「シェブロンノズル」が外観上の特徴です。JALでは、737MAXの標準タイプである「737-8」を導入予定で、現在同社の小型主力機である737-800のうち後継機となる予定です。JALの赤坂祐二社長は「まずは機齢が高い機体から置き換え、その後も着実に機材更新をしていきたいです。なお、残りの737-800の後継機は複数の候補から選定していくことになると思います」としています。

 737-8は、737-800とくらべ、座席あたりの燃料消費量及び二酸化炭素排出量を約15%軽減できることが見込まれる旅客機となります。その一方で、操縦システムや機体設計などは極力737-800と共通化されており、現在のリソースをそのまま活かすことが可能なのもポイントです。赤坂社長はその選定要因として、「737-800とファミリア(親和性の高い)な機種であること」を挙げています。

 一方で737MAXは、2018年にジャカルタで、2019年にエチオピアで連続して墜落事故が発生。これにより、各国の航空当局で運航停止措置が1年9か月もの間下されていました。ボーイング社では、停止期間中に、事故の発端とされた「迎え角センサー」システムの誤作動防止や異常検知機能の追加、迎え角センサーの警告表示の見直し、飛行マニュアルの改定などを実施。2020年12月の運航開始後は安全に運航を続けています。

 JALは「2020年後半以降で140万回以上の商業飛行、約350万飛行時間の実績を積み重ねています」とその実績を公開。赤坂社長も「安全性の評価は社内でも最優先に、万全を期して実施しましたが、事故原因の解析や原因への対応もしっかりされていると認識しています」と話します。

 737-8は国内航空会社ではANA(全日空)、スカイマークが発注済み。JALもこれら2社に次ぐかたちで、同モデルの導入を決定しています。赤坂社長は「JALグループの機材で最も保有機数が多いボーイング737-800型機の後継機として、最新鋭の737MAXシリーズであるボーイング737-8型機を導入することとなり、多くのお客さまに安全・安心でより快適な空の旅をお届けできることを大変嬉しく思います」とコメントしています。