船舶損傷は確定。

巡航ミサイルの攻撃によるもの

 ウクライナ軍が2023年11月4日に行ったクリミヤ半島にあるケルチの造船所への攻撃を受け、ロシア国防省が5日、同造船所で損害が発生したと発表したことが、ロイター通信など複数のメディアで報じられています。

 ウクライナ軍は、ケルチへ計15発の巡航ミサイルによる攻撃を行いました。ロシア国防省によると、このうち13発は空中で撃墜したものの、撃ち漏らした1発が船舶に命中したとのことです。なお船舶の種類については明言されていません。

 ウクライナ空軍のミコラ・オレシュチュク司令官によると、攻撃はフランス製の巡航ミサイルを使用して行われました。この巡航ミサイルについては、恐らくイギリスの「ストーム・シャドウ」と同型の「SCALP-EG」と思われます。

 オレシュチュク司令官はこの損傷した船舶について、まだ就役前であるカラクルト級コルベット「アスコルド」である可能性が高いと、自国メディアで示唆しました。なお、ウクライナ国防省が情報を発信しているWEBメディア「ミリタルヌイ 」では、現地の協力者が撮影したと思われる損傷した同艦と思われる軍艦の写真が公開されています。「アスコルド」は巡航ミサイル「カリブル」の発射能力もあるコルベットとしてケルチの造船所で試験中だったといわれていますが、詳細は明らかとなっていません。