安全保障の強化に不可欠。

第一陣のF-16が訓練センターに到着

 NATO(北大西洋条約機構)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は2023年11月8日、ウクライナ人パイロットの訓練に使用される5機のF-16が、ルーマニアのコンスタンツァにあるフェテシュティ空軍基地に到着したと記者会見で発表しました。

 同地にはロッキード・マーチンがルーマニア政府との合意で2023年8月に設立した欧州F-16訓練センターがあり、同地で計12〜18機のF-16を利用し、ウクライナ人パイロットに訓練することになっています。なお、今回到着した機体はオランダ空軍が使用していたものになり、追加の機体も同国から供給されます。

 送った側のオランダ国防省によると、訓練センターでは、ロッキード・マーチンが雇用した飛行教官がパイロットに訓練を行うとのことです。機体のメンテナンスも同社が担当し、訓練は全てNATOの領空内で行われます。

 ルーマニア空軍の担当者は今回のF-16受け入れについて「現在の状況とルーマニアの黒海地域における戦略的位置を考慮すると、このセンターは国境を越えた協力とNATO内の安全保障と連帯の強化に不可欠なものとなる」と述べています。

 なお、ウクライナへのF-16供与に関してはオランダが最大42機、デンマークが19機の提供を表明しており、2023年10月にはベルギーも複数機を供与する用意があると表明しました。