航空自衛隊のE-767は孤高の存在になりそう。

E-3「セントリー」の後継として導入

 NATO(北大西洋条約機構)は2023年11月15日、新型の早期警戒管制機(AEW&C)にボーイング社製のE-7A「ウェッジテイル」を選定したと発表しました。
 
 これは現在、加盟国で共同運用しているE-3「セントリー」の後継として導入するものです。NATOのE-3は2023年11月現在、17機ありますが、これらは2035年頃までに全機退役する見込みのため、空中監視と航空管制能力の低下を回避すべく後継機の選定が進められていました。

 E-7は、ボーイング737-700旅客機をベースに、機体上面にマルチロール電子スキャンアレイ(MESA)センサーを搭載した早期警戒管制機で、当初は「E-737」とも呼ばれました。

 もともとはオーストラリア空軍の要求で開発され、2004年に初飛行しています。その後、韓国やトルコも導入したほか、イギリスも自国空軍が運用するE-3「セントリー」の後継としてE-7の採用を決定。アメリカ空軍も2022年4月に、一部のE-3をE-7で置き換えることを決めています。

 なお、ボーイングによると、E-7は空中だけでなく海上や陸上の物体検出と識別も可能で、オープンアーキテクチャーを採用することで柔軟に能力改善が図れるようになっているのが特徴だといいます。