1クラス、でも広い?

今後はソウルやシンガポールにも

 ANA(全日空)が展開する新たな航空会社「AirJapan」が2024年2月9日、運航をスタートしました。初便となるNQ1便(成田→バンコク)が同日18時20分ごろ、成田空港を出発しています。同社によると、初便は満席だったそうです。

 AirJapanは、これまでANAブランドとして短・中距離国際線の運航を担当してきた傘下の航空会社「エアージャパン」を母体に、これを発展させた航空会社です。おもにインバウンド(訪日旅行者)の取り込みを狙い、東アジア地域の国際線を担当します。

 同社は「LCCとフルサービス両方の良いところをあわせた新しいビジネスモデル」としており、「最低限だけど安い」というLCC(格安航空会社)のような運賃設定もある一方、追加料金を払って食事やドリンクサービス、手荷物預けオプションなどを組み合わせることにより、フルサービスキャリアに近似したサービスを受けられるのが特徴。また、ANA便に搭乗するCAが ”二刀流” でAirJapan便の乗客に対応することも、一般的なLCCと異なる差別化されたポイントであるとアピールしています。

 機体はANAグループで使用しているボーイング787-8を改修したものを使用します。客室はビジネスクラスなどを設けない1クラス構成で、324席。1クラスであるメリットとして、同社は1席あたりのシートピッチ(座席の前後間隔)を広めに確保し、通常のエコノミークラスより足元が広いことをアピールポイントとして述べていました。

「この便だけではなく、バンコク発の初便もタイの方を中心に満席のご予約をいただいております。食事や ”二刀流” のCAによるサービス、そしてウリである広い座席をぜひご体感いただければと考えています」(AirJapan峯口秀喜社長)

 AirJapanは成田〜バンコク線についで、2月中に成田〜ソウル(仁川)線を、4月以降は成田〜シンガポールを開設予定で、アジア方面を中心にネットワークを拡充していくとみられます。