道路が分かりづらいあたりが一気に変わるかも?

千葉・茨城の利根川周辺が大変貌?

 千葉・茨城県境の利根川周辺の道路が今後、大きく変わるかもしれません。千葉県ならびに同県印西市、栄町の関係者が集まり、2024年2月2日、「(仮称)若草大橋延伸線協議会ワーキンググループ」が開催されました。

 若草大橋は千葉県栄町と茨城県利根町を結ぶ利根川の橋で、茨城県道路公社の管理する有料道路となっています。この橋の千葉県側をさらに南へ延伸させる計画の具体化に向け、2023年8月に第一回となる「(仮称)若草大橋延伸線協議会」が開催されています。それから約5か月を経た今回のワーキンググループでは、周辺で進められている道路などの整備状況や、渋滞などの課題が確認されました。

 この若草大橋の延伸先が、橋から直線距離でおよそ6kmほど南東、2024年3月27日に開通する県道「鎌ケ谷本埜(もとの)線バイパス」です。北印旛沼のそばの干拓地を貫き、JR成田線(我孫子支線)の安食駅(栄町)付近と、北総線の印旛日本医大駅(印西市)付近を直線的に結ぶ新たな道路に、若草大橋へ直結する道路を接続させることが想定されています。

 さらに現在、若草大橋の北側、茨城県側では「美浦栄線バイパス」の延伸事業が進められています。千葉県側の延伸により、国道464号「北千葉道路」から北上し、圏央道の阿見東ICへ至るルートができます。

 ワーキンググループの資料によると、若草大橋付近では「鎌ケ谷本埜線バイパス」の他にも複数の道路整備が進行中。千葉ニュータウン・阿見東IC周辺の開発、さらには北千葉道路が目指す成田空港の機能強化事業なども進められています。

 そうしたなか、利根川沿いの国道356号では、若草大橋の上流の「栄橋」、下流の「長豊橋」付近(いずれも無料橋)が南北の道路にアクセスする交通のボトルネックになっているほか、JR成田線沿いの市街地でも渋滞が見られるといいます。その一方で、有料の若草大橋は交通量が極めて少なく、栄橋・若草大橋・長豊橋3橋合計のうちの約4%に留まっています。

 若草大橋が有料という課題はあるものの、延伸によって同橋を含む北千葉道路〜圏央道の南北軸が形成されると、周辺の交通転移により渋滞が緩和するかもしれません。