レール削正車は2タイプ!

 JR西日本は2020年6月17日(水)、省人化推進の一環として、在来線の線路保守作業に用いるレール削正車とマルチプルタイタンパを新製車両に取り替えると発表しました。

 レール削正車は車両下部に取り付けた砥石や刃でレールを削る車両です。削ることでレールの耐用年数を延ばせます。

 現在は「砥石式」2編成と、刃を回転させてレールを削る「ミリング式」1編成が在籍していますが、砥石式は老朽化した1編成を取り替え、さらに1編成を増備し計3編成を近畿地方に投入。ミリング式は1編成を増備し計2編成を新たに中国地方(主に山陽本線)へ配備する計画です。投入期間は2020年度から2022年度まで。投資総額(概算)は54億円です。JR西日本によると、これにより将来のレール交換作業量は約3割減少する見込みといいます。

 マルチプルタイタンパは、レールを持ち上げて、振動により枕木直下のバラスト(石)をつき固めることでレールのゆがみを整正する車両です。車体から独立したつき固め装置を採用するとともに、国内で初めて安定化装置を本体に搭載しています。

 9編成を2020年度から2022年度にかけて投入。投資総額(概算)は63億円です。安定化装置の追加で夏場の施工が可能になり、工事の平準化を図ることでピーク時の作業回数が約3割減少する見込みとしています。、