いまは出口だけのICですが、昔は入口もありました。

 首都高などの都市高速では比較的古くから、本線のトンネル内より分岐・合流する出入口が造られてきましたが、NEXCOが管理する道路にも、そのようなICが存在します。そのひとつが横浜新道の峰岡IC(横浜市保土ヶ谷区)です。

 峰岡ICは下り線の出口のみのICで、高台の住宅街の下をくぐる保土ヶ谷トンネルの途中、左側から出口ランプが分岐します。ランプ、とはいってもごく短いもので、わずかな減速車線の後に左へカーブし、トンネルの壁の向こうへ出ると、急に住宅街が現れます。

 この峰岡ICは、横浜新道の有料区間である保土ヶ谷〜戸塚間が1959(昭和34)年に開通した当初から、下り線側のみのICとして設けられていました。ただ当初、ICは地上にあり、なおかつ戸塚方面へ向かう「入口」も存在しました。

 1996(平成8)年、保土ヶ谷トンネルの改修工事にともない、ルーバー部(防音などのためトンネルの出入口に連続して設けられるシェルター状の構造物)が延長されたことで、「トンネル内のIC」となり、入口が廃止され出口だけになったのです。

 峰岡ICを利用する際は、保土ヶ谷トンネルの手前から早めに左車線へ移る、後続車への合図も早めに出す、出口カーブでしっかり減速する、といったことが必要でしょう。