「東北道のバイパス」としての本領発揮は、少し遅れる見込みです。

 4車線化工事が進む常磐道のいわき中央IC以北の区間で、2020年8月から数回にわたり夜間通行止めが実施されます。完成へ向けた工事にともなうもので、7月29日(水)現在、NEXCO東日本が以下のスケジュールを発表しています。

・常磐富岡IC〜南相馬IC間(上下線):8月24日(月)〜26日(水)の3夜間
・いわき中央IC〜広野IC間(上下線):8月31日(月)〜9月9日(水)の8夜間
・いわき中央IC〜いわき四倉IC(上下線):9月10日(木)〜11日(金)の2夜間
・広野IC〜常磐富岡IC間(上下線):9月28日(月)〜10月7日(水)の8夜間
・南相馬IC〜新地IC間(上下線):10月20日(火)〜26日(月)の5夜間

 通行止め時間はいずれも20時から翌朝5時までです。今回は舗装工事や防護柵、防風柵の設置工事などが行われます。

 なお、NEXCO東日本によると11月以降も同様に夜間通行止めが数回発生するほか、今後は宮城県内の山元IC〜岩沼IC間でも同様に実施するといい、スケジュールなどは改めて発表するとしています。

 常磐道のいわき中央IC以北は暫定2車線(片側1車線)の対面通行が多い区間です。2015(平成27)年の全線開通以降は、東京と仙台方面を結ぶ東北道のバイパスともなり、車両が対向車線へ飛び出すなどの大きな事故が多発していることから、4車線化が進められてきました。

 これまで、東日本大震災からの復興創生期間にあたる2020年度内の全面完成が目標とされていましたが、NEXCO東日本によると、半年ほど遅れ、2021年度中ごろになる見込みだといいます。福島県内の一部区間で、施工業者の倒産や、2019年秋の台風による影響などで工事が大きく遅れているためです。この区間では現在、22ある橋の上部工工事(橋げたの架設など)を行っている段階だそうです。