TSUTAYA常連の[Alexandros]川上洋平の新作DVDレコメンドがついに最終回! 最後は、パク・チャヌク監督のサスペンスです。



『お嬢さん』








『お嬢さん』



日本統治下の朝鮮半島。日本人令嬢の財産を奪おうとする結婚詐欺師と手を組んだ少女が、メイドとして屋敷に入り込むが、いつの間にか令嬢に心ひかれていく。



7.21 RENTAL

'16年・韓国

監督・製作・脚本/パク・チャヌク

出演/キム・ミニ、キム・テリ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン

<R18+>



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異様なほど官能的で美しかった



いろんな賞を総なめ! と事前情報がすごすぎてハードルがかなり高まった状態で鑑賞しましたが、面白かったです。



監督は『オールド・ボーイ』のパク・チャヌクさん。バイオレンスとエロとスリラーをユーモアたっぷりに(コメディかと思うくらいに)描く監督さんです。舞台は、'39年のまだ日本の統治下にあった朝鮮半島。そこに詐欺師集団のアジトがあり、藤原伯爵(ハ・ジョンウ)と名のる詐欺師が、ある計画を持ちかけて来るのです。



どんな計画かというと、莫大な財産を持つ資産家の娘、秀子(キム・ミニ)と結婚したあと、秀子を精神病院にぶち込み、財産をそのままそっくり奪ってしまおう! というもの。まぁ、早い話、壮大な結婚詐欺ですね。計画遂行のためには秀子に仕えるメイド役が必要だということで、その詐欺師集団の新米娘、スッキ(キム・テリ)が屋敷に忍び込むことに。予定ではスッキが「藤原伯爵と結婚しちゃいなさいよ〜」と秀子をそそのかすはずだったのですが、なんとなんと、スッキが秀子に恋をしてしまうんですね。レズだったのね。そんなわけで詐欺の計画を断念しようとしたスッキだったのですが…。



さぁ、そこからは(ネタバレになるので言えませんが)二転三転、大どんでん返しがいくつも待ち受けております。



この映画、とりあえず官能的でした。しかも変態的な方向に。俺はなんでこれを最後のコラムに選んだんだ(笑)。あと、秀子に対する叔父の仕打ちがひどい。叔父の命令で小さい頃から富裕層のオッサンたちに向けて官能小説を朗読させられたり。若い娘が発するあんな言葉やそんな言葉を聞いてもだえるオッサンたちの姿が“放送禁止”です。



でも、スッキと秀子のレズ情事はとても美しい。『アデル、ブルーは熱い色』を思い出しました。カメラワークも不気味なぐらい凝っていたので終始MVを観ているかのような感覚に。ジメっとしたホラーみたいでした。あと、韓国人が話すたどたどしい日本語が確信犯すぎてお見事でした。



◆PROFILE



[Alexandros]A写



3年半も読んでくれてありがとうございました! マジで終わりですか!?

3年半も読んでくれてありがとうございました!

マジで終わりですか!?









[Alexandros]



'01年結成の4人組ロックバンド。メンバーは川上洋平(Vo&G)、磯部寛之(B&Cho)、白井眞輝(G)、庄村聡泰(Dr)。現在までにシングル14枚、アルバム6枚、映像5作品をリリース。



●今後のスケジュール

[ライヴ]

rockin'on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017

■8月6日 茨城県 国営ひたち海浜公園

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZO

■8月12日 石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ



[リリース]

ライヴDVD&ブルーレイ

『We Come In Peace Tour & Documentary』

7月26日発売



◆[Alexandros] オフィシャルサイト