『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』の新海誠監督による映画『君の名は。』が、7月26日、ついにBlu-ray&DVDにて発売・レンタル開始を迎えた。TSUTAYAのトップページ(http://tsutaya.tsite.jp/)が期間限定で『君の名は。』一色に染まっていたのを観ていた方もいたかと思うが、そこに出ていた「映画『君の名は。』をもっと楽しめる豆知識」をいくつ発見できただろうか? 結論から言うと4つなのだが、今回はこの豆知識についての解説をお届けしたいと思う。



【その1】『君の名は。』の重要なポイントとなる古典の授業。先生は、前作『言の葉の庭』に登場しているユキちゃん先生

劇場公開時にファンの間でも話題になったが、まず「ユキちゃん先生」という名前がわかる時点で、アナタはなかなかの新海誠ファンだと言えよう。



(C)2016「君の名は。」製作委員会

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新海監督が「絵コンテにするときからイメージはしていた」と話す彼女、『言の葉の庭』の作画監督・キャラクターデザインを担当した土屋堅一がこの部分の原画を担当した結果、完全に雪野百香里その人になったという。担当声優が花澤香菜ということも、『言の葉の庭』ファンの心をグッと掴んだ演出といえる。ただし、ファンが時系列で彼女の存在場所を比較しているとおり、完全な同一人物というわけではないのであしからず。



【その2】プロット段階では、三葉が瀧と夢で繋がるまでにいろんな国のいろんな人の夢を見るというアイデアがあった。

初期には、三葉が瀧にたどり着くまでに、「ラジオのチューニングを合わせるように、何人かとの入れ替わりを経験するというアイデアもあったというが、結果ボツに。その理由は「誰かが誰かと出会うこと、誰かを好きになることには理由はない」からだとか。結果的には瀧となったわけだが、日本だけではなかった可能性もあったかと思うと、今後の作品にはいろいろな意味で期待が膨らむ。アニメを通して新海監督が描くグローバルな世界はいつか実現するか??



(C)2016「君の名は。」製作委員会

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【その3】新海監督があるCMで、キャラクターデザイナーの田中将賀さんと組んだことが手ごたえとなり『君の名は。』の制作のきっかけに

都会の男子校生、地方の女子高生、代わり代わりに語られる物語―。この時のキャラクターデザイン・作画監督を務めたのが田中将賀で、新海監督は「田中さんのキャラクターは、アニメーションを本当に生き生きと色づかせてくれる魅力がある」とコメント。「田中さんの絵であれば、今回自分がやりたいと思っている楽しい映画が出来るのではと思えた」とも語っている。



【その4】RADWIMPSの楽曲を聴かせるために、アフレコしたのに台詞をカットしたシーンがある

もともとは「好きなアーティスト」として名を挙げたRADWIMPS。実際にRADWIMPSが本作のために作り出した楽曲に衝撃を受けた新海監督は、音楽の強さ、歌詞や歌声の強さを生かすため、セリフをカットしたり、映像を伸ばした部分があるという。



(C)2016「君の名は。」製作委員会

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この演出は「作品を観終わった後に、何か大きな詩ものを聴いた、今まで知らなかった音楽を聴いたとと思えるような物を作りたいという思いがある」という新海監督の信念がしっかりと作品に反映されている証でもある。