昨年の東京国際映画祭にて、最高賞となる東京グランプリとWOWOW賞をW受賞するという快挙を成し遂げた話題作で、『4分間のピアニスト』のクリス・クラウス監督が、自身のルーツから創作した風変わりな愛の物語『ブルーム・オブ・イエスタディ』。9月30日よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開となる本作から、待望の予告編が解禁となった。



愛と笑いと勇気でタブーの扉を開ける。



ナチスの戦犯を祖父に持ち、ホロコーストの研究に人生を捧げるトトと、ナチスの犠牲者となった祖母を持ち、やはりホロコーストの研究に青春を捧げるザジ。スタートは真逆だが、同じ目標に向かう二人が、過去を追いかける旅を通して、人生を発見し、前に進む希望の物語を描く本作。オープニングから畳みかけるユーモアと毒舌には、このシリアスなテーマで笑っていいのか?と不安を覚えるが、2人が織りなす破天荒ながらも温かい物語は、すべての人間に、どんな傷でも癒せる、素晴らしい力があることを気付かせてくれる。



過去を嘆くだけの時代に終止符を打つ、未来を生きる世代のために。



監督は、スマッシュヒットした『4分間のピアニスト』のクリス・クラウス。彼は主人公と同じように、家族にダークな過去があると知り、大変なショックを受けたものの、自らホロコーストの調査を重ねたという。その際に、加害者と被害者の孫世代が、歴史をジョークにしながら楽しそうに話している姿に触れ、これが本作のアイデアになったという。



予告編完成!



予告編で、企画の責任者から外されて激昂しているトトの前に現れるのが、ナチスの犠牲者を祖母に持つザジだ。劇中では、この二人が“アウシュヴィッツ会議”を成功させるために行動を共にすることとなる。食事中に「あなたといると想像しちゃう。体を」「虐殺の話をしながら誘惑するのか?」などのユーモアに満ちた会話を繰り広げるほか、真剣な悩み事についても語りあう2人。彼らはルーツを探す旅に出発し、愛と笑いと勇気で、タブーの扉を開けていく...。





フランスで最も注目される若手女優とドイツの実力派俳優が共演。



トトに扮するのは『パーソナル・ショッパー』などのオリヴィエ・アサイヤス監督作品で知られるラース・アイディンガー。人生につまずきっぱなしの人間味に溢れた男を、情感をこめて演じた。ザジに扮するのは、セザール賞に4度ノミネートされ、2度の受賞を果たしているダルデンヌ兄弟監督の『午後8時の訪問者』で知られるアデル・エネル。フレッシュな組み合わせで魅せる、ヨーロッパの悲劇的な歴史と、温かみのあるユーモアが詰まった、大人のラブストーリーは必見だ。


映画『ブルーム・オブ・イエスタディ』

9月30日よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開



出演:ラース・アイディンガー、アデル・エネル、ヤン・ヨーゼフ・リーファース、ハンナー・ヘルツシュプルング

監督・脚本・プロデューサー:クリス・クラウス 

撮影監督:ソニア・ロム

音楽:アネッテ・フォックス

美術:ジルク・ビューア

衣装:ジョイア・ラスペー

ドイツ=オーストリア/2016年/126分/原題:DIE BLUMEN VON GESTERN/ドイツ語・フランス語・英語/カラー/シネスコ/5.1ch/

日本語字幕:吉川美奈子/R15+/配給:キノフィルムズ・木下グループ