(激音くん)

Linkin Park


リンキン・パークのヴォーカル、チェスター・ベニントンが亡くなった。自殺、との事。洋邦を問わず「激しい音楽」が好きな人ならば一度はリンキンの音に触れ、テンションがあがった事があるだろう。自分もその一人だ。バンドもファンも知っての通り、3rdアルバムから今年発表されたばかりだった最新作まで、全ての作品は賛否含めて「1st、2ndアルバムを基点として」評価される事になる。バンドには自分たちの信じる道を突き進む権利と自由がある。ファンには自分たちの好きなように音楽を聴き、感想を言う権利と自由がある。だから1stからでもなく最新作からでもなく、自分が一番好きな曲を紹介させてもらう。 チェスター・ベニントン 安らかに。RIP。


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Minutes to Midnight


演奏者
Linkin Park

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Skindred


祝・LOUD PARK17出演決定! イギリスのへヴィロックバンド。前身のDUB WAR時代から数えると活動暦は20年を超えるベテラン。ヴォーカルのベンジーの風貌を見れば分かる通り「レゲエロック」を標榜し、ラスタちっくなメロディとヘヴィなリフ&ビートの融合が独特の魅力。過去にはベンジーがSOULFLYの1stアルバムの楽曲「Prejudaice」にゲスト参加した事も。これまで数回来日しているが割とロック、パンク寄りのイベントが多かったのでLOUD PARKというメタルの祭典で誇り高らかにレゲエロックが鳴り響くのが今から楽しみだ!


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Kill The Power



Kill The Power


演奏者
Skindred

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DAATH


アメリカのデスメタルバンド(読み方は「ドス」)。2000年代後半にかのロードランナーからデビューした。一聴するとモダンでグルーヴィーな音像に注目しがちだが下地にあるのはオールドスクールなデスメタル。プロデューサーにジェイムス・マーフィー(DEATH、TESTAMENT等)、ミックスは初期デスメタルの「音」を作り上げたコリン・リチャードソン(NAPALM DEATH、CARCASS等)が担当するなど、その道のプロ達が作り上げた「デスメタルの2000年代最新形」のバンドとも言えるかもしれない。メンバーの中にバークリー音楽大出身者がいたり、SLAYERが新しいドラマー探しをしている時に最終選考まで残った(結局「技術は申し分ないが若すぎる」という理由で落選したらしい)ケヴィン・タリーがいたりと豊かな才能を持つメンバーが結集していた事もこのバンドを多くの有象無象から際立たせていた要因だろう。4年間で3枚のアルバムをリリースしその未来に大きく期待していたのに、なんとメンバーの殆どがヘヴィロックバンドchimairaに引き抜き、というか融合するような形をとりDAATHは自然消滅、、、という何とも残念な終わりを遂げたのである。結局chimairaの方も2014年には解散してしまう(今年、オリジナルメンバーで1回限りの再結成をするそうだが)。DAATHも復活してくれ!


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The Concealers



The Concealers


演奏者
DAATH

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FULL OF HELL


アメリカのグラインドコアバンド。表面的な速度や重さだけではなく魂の底から搾り出される様な叫びや、暗く深い穴に永久に閉じ込められたような絶望感と閉塞感を覚えるへヴィスローパートも携えた「リアルへヴィ」バンド。意外(?)にも活動テリトリーは柔軟なようで、これまでにNAILSやMERZBOW、THE BODYとスプリットを出したり、イゴール・カヴァレラ(ex.SEPULTURA 現.CAVALERA CONSPIRASY)がリミックスで参加したり、そのイゴールと、兄であるマックス・カヴァレラが行ったSEPULTURAの名盤「ROOTS」再現ツアーのオープニングアクトを担ったりと幅広い交友を見せている(FULL OF HELL見た後でROOTS再現ライブを見るという振り幅もすごいが笑)。この辺りの「地下水脈」は迷路のように入り組みながら実は全てが繋がっており「このバンドとこの人物がここで繋がるのかああ」と「好きもの」には堪らない活動の足跡がここかしこに見つかる。8月に来日が決定しているのだが東京や大阪だけでなく岡山のようなエリアも回ってくれるのも嬉しい限りだ。


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Trumpeting Ecstasy / FULL OF HELL



Trumpeting Ecstasy


演奏者
FULL OF HELL




DECAPITATED


ポーランドのデスメタルバンド。同郷の先輩バンドVADERの首謀者ピーターのプロデュースのもとで2000年にデビューを飾る。だが順調に4枚のアルバムリリースを重ねた2007年に何とも痛ましい事件がバンドを襲う。ツアーでの移動中にバンが交通事故に遭いドラマーが亡くなってしまい、ヴォーカルのコヴァンも重症を負ってしまうのだ。悲しすぎる事件だが彼らは決して見捨てられる事はなかったー。バンドの行く末が見えるまで残されたメンバーの2人を先述のピーターが自身のバンドVADERに招き入れたのだ。VADERはその布陣でアルバム「Necropolis」を制作。さらにはコヴァンの治療費の為にチャリティーコンサートを開催。(その模様は「Necropolis」のボーナスDVDで見ることが出来る。)ちょうどこの時期VADERもピーター以外のメンバーが相次いで脱退していたという事もあるとは思う。しかし大事なメンバーを失い、悲しみと失意のどん底にあったDECAPITATEDのメンバーを音楽に踏みとどまらせ、生活面もそして精神面も支えてくれたピーターの存在は本当に大きかったと思う。ピーター自身もかつて同胞のドラマー(Doc)を亡くす経験をしていた事も背景にはあったかもしれない。その後DECAPITATEDのギタリストでリーダーのヴォッグは見事に立ち直り、新たなメンバーと共に2011年に活動再開アルバムを発表するのだった。翌12年にはFearFactoryのサポートアクトとして来日。今月、復活後3作目となる「Anticult」を発表。獰猛なヴォーカル、手数足数の多いドラミングとぶっとい音圧で、バンドを襲った悪魔の喉元を食いちぎって前に進み続ける姿はただただかっこいい。


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ANTICULT



ANTICULT


演奏者
DECAPITATED

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THE HAUNTED


スウェーデンのデスラッシュメタルバンド。AtTheGatesの遺志を継ぐバンドとして2000年台前半には既にシーンの頂点に君臨していた。だが2000年台後半にはオルタナ要素や実験的な要素が増え続け作品を出すごとにダイハードなファン達を失望させる事が多くなった。おそらくエクストリーム路線派だったと思われるギターのパトリック・ヤンセンのこの頃のインタビューは、いかにも活動に納得がいっておらずストレスが溜まっている様が読んでとれた。遂にはメンバー達が「THE HAUNTED」という枠組みの元で一緒に活動できる限界を越え、ヴォーカルのピーター、バンド創設者のアンダース・ビョーラー、それにドラマーが相次いで脱退してしまう。普通なら「解散〜」となる所だが、残ったメンバーであるヤンセンはあきらなめい。いや、むしろチャンスとばかりに、バンドの過激さと人気の上昇度合いのバランスが最も良かった頃に在籍したヴォーカル、マルコ・アロ(現在ではTHE RESISTANCEでも活動)とオリジナルドラマーのエイドリアン・アンダーソンを呼び戻し、ギターはSixFeetUnderなどに在籍経験のあったオーラ・イングランドを招聘。新体制で臨んだ2014年発表の「ExitWounds」ではここ最近の停滞感を吹き飛ばす激烈スラッシュサウンドで高らかに復活を宣言。3年ぶりの新作「Strength in Numbers」(8月25日発売)でもその姿勢はみじんも揺るいでいない。昨年は6年半ぶりにヤンセンの別バンドWitcheryの新作も出してくれて、個人的にはヤンセン祭が開催中である。


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Strength In Numbers



Strength In Numbers


演奏者
THE HAUNTED

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ONI


日本語の「鬼」をそのままバンド名にしたカナダのプログレッシブメタルバンド。2015年に1stフルアルバムを発表したばかりの新人バンドだ。咆哮がメインのヴォーカルスタイルや細かいギターの刻み、ブレイクダウンパートなどの今様メタルコア要素もありつつ、長尺の曲を恐れずに繰り出したり1曲の中でくるくると展開を変える辺りがこれまでになかった目新しさを感じる。だがこのバンドを何よりもユニークにしているのはXylosynth(シロセンセ)という木琴シンセを繰るメンバーがいる事だ。このシロセンセ、擬音にするとビリビリ、ウニョウニョ、ピロピロ、、、、といった何とも変わった音色をつむぎ出す。高音になるとギターやキーボードに近い音色、低音だとベースにへんてこなエフェクトをかけたような音、といった所か。この音が加わると直線的なエクストリームパートだろうと複雑なリズムパートだろうと一気に「異世界感」が増し、聴き手に不思議なトリップ感をもたらす。これからシーンで流行る、、、事はないと思うけど面白い存在だ。紹介する曲にはLambofgodのランディ・ブライズがゲスト参加している。デビューアルバム日本版の邦題は「鬼が島」。


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IRONSHORE / ONI



IRONSHORE


演奏者
ONI




Darke Complex


どうやら、今「ニューメタル/へヴィロック」が再び流行っているらしい(「ニュー」メタルが「再び」流行るというのは言い回しとしてはおかしいのだけど)。ネットで少し検索すると「新人ニューメタルバンド」が山ほど出てくる。時代は繰り返すものだし、どのジャンルにもリバイバルシーンというものは存在する。でも、90年台後半から2000年代にかけて吹き荒れたニューメタル旋風の「あの頃」の香りがするのは、ちょうどその時期に多感な思春期を過ごし、「メタルへの入り口」としてKORNやLIMP BIZKIT、LINKIN PARKに出会った世代からすると決して悪い気はしない。そして何とも皮肉なことに殆どの新人バンドはあの頃と同じように「金太郎飴」状態で大抵何の琴線にも触れないのだが、このDarke Complexはピンと来た。Darke Complexはアメリカはテキサス出身の4人組バンドだ。以前はメタルコアをやっていたらしいが2015年頃にバンド名を改めると共に現在の路線に変更。エッジの利いたシンプルなリフにバースはシャウト、ラップ的な合いの手が入り、サビはクリーンヴォイスと確かにここで鳴らされているのは「ニューメタル/へヴィロック」だ。だがそのレベルが高い。きっちりとメリハリがついており、かつまだ飼い慣らされていない毒気も感じる。どこか多国籍なメンバーの風貌、ヴォーカルのマスクが「東京喰種」みたいだったり、どうも「寡婦」という単語/漢字が気に入っているようであったり、オフィシャルサイトで使用されているアートワークが楳図かずおを思わせたりととにかく謎が多い所も惹かれる。


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 Widow / Darke Complex



Widow


演奏者
Darke Complex




Creeper


クイーンやツェッペリンなんて時のかなたの伝説。エアロスミスやボンジョビ、KISSはずーっと大物。生まれたときにはもうカート・コバーンは涅槃に。スリップノットもKORNも既にいて、もっと言ってしまうとメタル、ロックの全盛期なんてものは経験した事がなく、メインストリームにある音楽といえばヒップホップとEDM。そんな、ロックがマイノリティーであることが前提の時代に生まれてきた世代が無垢に、そして大胆にロックを鳴らすからこそ、そこには新たな力強いムーブメントの息吹を感じる。


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Eternity, In Your Arms



Eternity, In Your Arms


演奏者
Creeper

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