7月19日(水)新代田にてツタロックpresents『順不同vol.2』が開催された。Vol.2である今回は4/5にアルバム「PEACE OUT」をリリースした竹原ピストルと9/6にミニアルバム「真ん中のこと」の発売が決定したSUPER BEAVERからボーカルの渋谷龍太こと澁谷逆太郎が登場。共に弾き語りで行われた熱いライブをレポート。



梅雨空けが待ち遠しい東京の蒸し暑い夜。新代田FEVERのエントランスは入場を待ちわびる人人人。



そんななか、ステージに最初に登場したのは澁谷逆太郎。渋谷龍太の弾き語りパフォーマンス時のアーティスト名である。ふらっとステージに現れた澁谷は野狐禅の頃からの竹原のファンであることを告白。初めての共演に喜びもひとしお。そんなリスペクトを込めたステージは1曲目「baby」からスタート。


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SUPER BEAVERのサウンドとは違う、アコギと澁谷の歌声がフィルター無しに観る者の心に突き刺さるのがわかる。続いて「悲しみが溶けたときのブルー」青色の照明が印象的でオーディエンスが吸い込まれてゆくのがわかる。続いて披露したカバー曲「サマーヌード」は澁谷流にせつなく歌い上げた。「いっそ誰かのせいにして」「sunny」「世紀末は雨に降られて」とつづいた楽曲はどれも純粋で、澁谷そのものを表現してるように感じる澁谷がまとった赤い柄シャツは彼の純粋さを照れ隠してるようにも見えた。



続いてステージに登場したのは竹原ピストル。拍手のタイミングも見失うほど、スタッフかのようにふらっと登場。



竹原ピストル

竹原ピストル




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1曲目「ドサ回り数え歌」その1音が鳴った瞬間に竹原のステージへと変貌する。竹原のライブでは定番の「LIVE IN 和歌山」「虹は待つな、橋をかけろ」で拍車をかけ、「みんな〜、やってるか!」ではオーディエンスの掛け声も鳴り響く。「ねえねえくみちゃん、ちぇけらっちょー!!」「マスター、ポークスかけてくれ」「東京一年生」「わたしのしごと」と続く中で、竹原の歌には、彼が見てきた景色と彼の人生がみえるかから魅了されるんだと思えた。



続いて、史上最も感情的な「Amaging Grace」を竹原流に歌い上げ、「ママさんそう言ったHokkaido days」では第2の故郷である北海道への愛があふれ出る。「Forever young」のイントロが始まった瞬間のオーディエンスの歓喜。「よー、そこの若いの」とヒット曲で畳みかけたと思いきや「ちぇっく」では一転してその熱をかき散らすかのように激しくグルービーに歌い、本編ラストの「俺たちはまた旅に出た」アンコールの「浅草キッド(カバー曲)」は共演した澁谷に捧げる曲となった最後はポエトリーリーディング「狼狽」で締めくくったステージはあっという間の2時間だった。



ジャンルは違えどお互いを同志と呼び合う二人の共演が、まるで友達をみつけた少年のようにも見えた。最後に見せた竹原の爽快な笑顔。梅雨雲を吹き飛ばし、もうすぐ夏がやってくる。(文:下山貴弘 撮影:山川哲矢)