現在、10代に支持されているのはどんなロックバンドなのか?

TSUTAYAで2017年上半期に10代(男女)にレンタルされたロックバンドのアルバム上位20位を調べてみた。


ランキングを見ると圧倒的に強いのは、RADWIMPSとONE OK ROCK。RADWIMPSは新海誠監督のアニメーション映画『君の名は。』(主題歌、劇中音楽を担当)の大ヒットが人気を加速させ、2016年下半期の話題をさらった。



ONE OK ROCKは10代から人気に火がつき、映画『るろうに剣心』の主題歌「The Beginning」(2012年)でより幅広い層に支持され、いまや日本が誇る海外でも評価の高いロックバンドとして活躍している。



20位以内にRADWIMPSはアルバムが5枚、ワンオクは4枚もランクインしている。これは彼らに興味を持った人が過去のアルバムもさかのぼって聴いたりしていることの証明だろう。



[Alexandros]、SHISHAMO、WANIMA CMで話題をさらった3バンド



そして通算10枚目のシングル「ワタリドリ」(2015年)が映画「明烏」主題歌、アサヒビール「アサヒ ザ・ドリーム」CMソングに抜擢されヒットを記録し、NTTドコモのCM「ドコモの学割『アヤノサンドロス篇?』に出演、楽曲「Buzz Off!!」が起用された[Alexandros]もアルバムが2枚がランクイン。



SCANDALのブレイクの影響もあってか、近年は優秀なガールズバンドが増えているが、NTTドコモ「ドコモの学割『ししゃも?』篇」や松本人志出演の「タウンワーク」のCMソングも収録された3人組ロックバンド、SHISHAMOもベスト5圏内に。



同じく「タウンワーク」のCMに登場したメロディックパンクバンド、WANIMAも大健闘している。これらのバンドに共通しているのはお茶の間ブレイクのキッカケはCMとは言え、フェスを含むライブ活動を主軸に地道に活動してきた結果、今があるということ。音楽性はさまざまだが、土台は頑丈。それを支えたのは紛れもなく10代、20代の若い世代だ。



アシッドジャズ、ロック、ヒップホップなどブラックミュージックに影響を受けたオシャレな楽曲が10代に新鮮に響き、ホンダ「VEZEL」のCMソングとしてオンエアされた「STAY TUNE」が収録されたアルバムが20万枚に迫るセールスを記録したSuchmos。シングル「WanteD! WanteD!」がカンテレ・フジテレビ系ドラマ『僕たちがやりました』のオープニング曲に起用されたフレッシュでヴォーカルの表現力も高評価のMrs. GREEN APPLEのアルバムがランクインしているのも2017年の特徴と言えるかも。



10代だけでなく全方位に響くサウンド



バンドではないが、「ハチ」の名でハイパーなヴォーカロイド楽曲を発表していた頃からネット上では神的存在。昨年はROCK IN JAPAN FESTIVALやSUMMER SONICなど夏フェスでも話題をさらった米津玄師のアルバムが2枚、ランクイン、そしてRADWIMPSや米津玄師など、多くのアーティストに影響を与え、2001年の大ヒット曲「天体観測」で一躍、時のバンドとなったバンプことBUMP OF CHICKENのアルバムが16位にランクインしているのも面白い現象だ。



全体のチャートを見てみると10代だけに刺さる音楽というよりもフェスなどに足を運ぶ20代、30代の世代、さらにもっと上の洋楽ロック世代にも響くアーティストが多いのでは? 一過性ではなく、これからの音楽シーンをひっぱっていってくれそうな顔ぶれが揃っている。(文:森山直子)





2017年上半期 10代がTSUTAYAでレンタルしたアルバム・ランキング



(集計期間:2017年1月1日〜6月30日・全国のTSUTAYAで10代の男女がレンタルしたJ-ROCKのアルバム)










1位





RADWIMPS『人間開花』




オリコン週間チャートの1位を獲得。ドラマ『フランケンシュタインの恋』の主題歌「棒人間」や『君の名は。』の「前前前世」、「スパークル」のオリジナルバージョンも収録されたラッド開花作!





 





 








2位





ONE OK ROCK『Ambitions』




本格的な海外進出へと舵を切った意欲作。英詞が多いもののTakaのグッと心臓を掴まれるようなボーカルとエモなメロディ、サウンドはボーダーラインを超える可能性の塊。NTTドコモのCMソング「Always coming back」、映画「ミュージアム」主題歌「Taking Off」も収録。





 





 








3位





RADWIMPS 『君の名は。』




新海誠監督のアニメーション長編映画『君の名は。』のために制作された主題歌4曲と劇伴22曲を収録したアルバム。ラッドの大ファンである監督との綿密なやりとりから生まれた楽曲と映像の美しき化学反応。





 





 








4位





[Alexandros]『EXIST!』




ドラマのテーマ曲3曲、映画主題歌、アパレルファッションCM曲などタイアップも盛りだくさん。エッジとオシャレさを兼ね備えたポップセンスが光る楽曲は朝聴いても気持ちいい。ジャケットも今の彼らの自信を物語る?





 





 








5位





SHISHAMO『SHISHAMO 4』




NTTドコモ「ドコモの学割『ししゃも?』篇」のCMソング「明日も」や「魔法のように」、NHK『みんなのうた』の「音楽室は秘密基地」を含む1枚。女子中高生からおじさんまできゅんきゅんさせる恋愛ソングここにあり!





 





 








6位





WANIMA『Are You Coming?』




松本人志とスタジオで演奏の「タウンワーク」のCMでお茶の間にも進出のWANIMAの1stフルアルバム。メロコア、レゲエ、スカを取り入れたメロディックで親しみやすい曲に元気がもらえる。ハイスタ、モンパチ世代も虜に?





 





 








7位





米津玄師『YANKEE』




初のタイアップ曲、東京メトロの広告キャンペーン「Color your days.」のCMソング「アイネクライネ」が話題になり、一途なラブソングにハマる人続出。ハチ名義のボーカロイド・ヒット曲「ドーナツホール」も米津名義で収録。





 





 








8位





米津玄師『Bremen』




オリコン週間チャート1位を獲得。初のワンマンツアーを経て制作され、リスナーとの交流もこのアルバムの開放感へと繋がっている。もともとソングライターとして定評のあった米津が新たな地平へと踏み出した作品でもある。





 





 








9位





Suchmos『THE KIDS』




ブレイクの引き金となった「STAY TUNE」も収録。洗練されたサウンド、心地良いグルーヴ、モダンである同時に熱いソウルが感じられる作品。タワーマンションが立ち並ぶ景色にも海が目の前に広がる風景にもハマる音楽。





 





 








10位





[Alexandros]『ALXD』




バンド名を[Alexandros]にしてから、初のオリジナルアルバムで代表曲「ワタリドリ」が収録されている。川上洋平の高音が活きるメロディアスな曲もあれば高速英語の一筋縄ではいかないロックあり。飽きさせない。





 





 








11位





Mrs.GREEN APPLE『Mrs.GREEN APPLE』








 



 








12位





ONE OK ROCK『Nicheシンドローム』








 



 









13位





RADWIMPS『×と○と罪と』








 



 








14位





ONE OK ROCK『人生×僕=』








 



 








15位





RADWIMPS『RADWIMPS4〜おかずのごはん〜』








 



 








16位





BUMP OF CHICKEN『Butterflies』








 



 








17位





ONE OK ROCK『35xxxv』








 



 








18位





BLUE ENCOUNT『THE END』








 








19位





RADWIMPS『絶体絶命』








 



 








20位





ヤバイTシャツ屋さん『We love Tank-top』








 



 

>2017年TSUTAYA上半期ランキング アルバムレンタル