いわゆる「水際対策」が6月に緩和されて2か月あまり、マレーシアからの観光ツアー客が鳥取市を訪れ、梨狩りや砂丘観光を楽しみました。外国人観光客の受け入れ再開後、海外からのツアーを受け入れたのは鳥取県東部では初めてです。来月以降、水際対策がさらに緩和される見込みとなるなか、関係者の期待と課題を取材しました。
26日朝、鳥取市内の観光農園に到着したのは、マレーシアからのツアー客約20人。シーズンを迎えた鳥取特産の「梨狩り」を楽しみました。
観光客:
「ナンバーワン!」
ツアーは、訪日旅行ではマレーシア国内最大手の旅行会社が企画。今月21日に来日し、富士山周辺や京都を観光。26、27日の2日間、鳥取県内に滞在します。
一行は、このあと、鳥取砂丘へ。雄大な砂丘をバックに記念撮影。ツアー客は暑い中でもマスクを着用しています。政府は、外国人観光客受け入れの条件として、マスク着用など基本的な感染対策の徹底をツアー客に求めています。
アップルバケーションズ(マレーシア)・李益輝会長:
「PCR検査を現地出国72時間前まで受けている。旅行客みんなが受けた」
外国人観光客の受け入れは6月に再開。しかし、7月までに観光目的で入国した外国人は8000人あまり、鳥取県内でも6月から8月の外国人宿泊者は41人にとどまっています。
こうした状況を受け、政府は来月以降、添乗員付きに限定している団体旅行を、「添乗員なし」でも認めるなど水際対策をさらに緩和する方針を示しています。
こうした国の動きに、鳥取県は…
鳥取県国際観光誘客課・櫻木雄介係長:
「水際対策緩和の動きは県として歓迎すべきもの」
ただ、新型コロナ対策では懸念も…
鳥取県国際観光誘客課・櫻木雄介係長:
「海外のツアー、個人旅行客は療養先を見つけるのが難しい。特に日本語がわからない客もいるので、そういうところが課題」
外国人が感染した場合の通訳確保など課題も残るといいます。
第7波収束の兆しが見えない中、インバウンド観光の回復にはまだまだ時間が必要と言えそうです。