コロナワクチンについて、20日から全国の一部の自治体でオミクロン株対応ワクチンの接種が始まり山陰でも準備が加速します。気になるギモンを国産ワクチンの開発を進める専門家に聞きました。
20日午後、米子市にはオミクロン株対応ワクチンが到着。

米子市ワクチン接種推進室・小西紀子室長:「100回分です」

全国の一部の自治体では20日からオミクロン株対応のワクチン接種が開始。多くの人口を抱える山陰の4つの市の開始時期は、出雲市で今月26日から米子市と鳥取市が27日から、松江市が10月1日からはじまります。このオミクロン株対応ワクチンを接種できるのは、2回以上の接種を終えた12歳以上の人で、前回の接種から5か月経過した人が対象です。

米子市ワクチン接種推進室・小西紀子室長:「接種券が手元にない方でも接種券をお届けして希望される方が早く接種できるよう体制を作っています」

ここで気になるのがその効果、国産ワクチンの研究開発を進める島根大学医学部の浦野健教授によると。

島根大学医学部・浦野健教授:「(従来のワクチンよりも)オミクロン株に対して1.5倍から2倍くらい有効性が高いことが示されている従来型のものを打つならBA.1対応型を打ったほうが良いといった感じ」

今回のワクチンは現在の第7波のひとつ前、第6波を引き起こしたオミクロン株の「BA.1」に対応したもの。従来のワクチンに比べ重症化を抑える効果はファイザーはが1.56倍、モデルナは1.75倍に上昇するとの試験結果がでています。では第7波の「BA.5」に対しては。

島根大学医学部・浦野健教授:「BA.1とBA.5はあまり差がないBA.1に対応するもので(ワクチンは)作られているが、BA.5においては有効性は認められると思って良い」

BA.5に対しても一定の効果が期待できるとしています。さらにオミクロン株でコロナ感染をした人でもワクチン不要と考えないほうがよいといいます。

島根大学医学部・浦野健教授:「オミクロン株は抗体を作りにくい株と言われている。オミクロン株に感染した人はさらにもう一回オミクロンに感染するということもある」

オミクロン株は抗体を作りにくいとされ、2度目の感染リスクが従来株よりも大きいということです。

島根大学医学部・浦野健教授:「一回感染したからと言って大丈夫というのは難しい。オミクロン株対応のワクチンを打つのは選択肢のひとつになると思う」

冬にかけてインフルエンザとの同時流行、ツインデミックも懸念される中、感染対策として選択肢のひとつとなりそうです。