円安や原材料価格の高騰で10月1日から、食品や家電など、生活に直結する商品の多くが値上りします。一方、その裏には少しでも価格を抑えようとする店側の努力が。値上げと戦う販売の現場を取材しました。
急激な勢いで押し寄せる値上げの波。30日から、マクドナルドではハンバーガーやフライドポテトなどの主力商品を値上げしました。原材料高騰や急激な円安による影響で、3月に続く今年2度目の値上げです。
そして、値上げの波は家計にも…
松尾直明記者:
「こちらを見ますと『10月からのお酒の出荷価格の値上げ』について書いてあります。こちらの店では、取り扱い商品のほぼ全てで値上げをするということで、最大12%値上げします」
この店の値上げは、ビールが1缶6円、発泡酒は1缶14円など、清涼飲料水を含め扱う飲料のほぼ全てで、最大12%アップするモノも…
サンマート湖山店・石原裕一店長:
「今月中旬から下旬にかけて値上げを少しずつしていく。お客様に負担をかけたくないので」
在庫分については値段を据え置き、新たな仕入れをする来月中旬以降、順次販売価格が上がります。しかし、在庫を抱え難い日持ちの短い食品、ベーコンやハムなどは1日から5%の値上げです。
買い物客:
「値上げは前から続いてて気にはなるけど、毎日の生活のことだから仕方ない」
「値上げを意識していたらしんどくなる。飲料水やアルコールは買いだめしようかなと思う」
一方、家電量販店でも…
店員:
「TOTOのウオシュレットが10%値上げする」
今年に入り、この店では急激な円安の影響で、海外からの輸入に頼る商品が次々と値上がりしていて、1日からは店内の約1割の商品が値上げの対象です。
山陰両県が発表する消費者物価指数をみると、日用品など物価の変動は右肩上がりで、松江市は8か月連続、鳥取市では2か月連続で上昇。2年前と比べ、約2%高くなっています。
店員:
「高くなりましたよというだけでなく、僕らの努力で少しでも安くなるものは安くさせていただく。別の部分で補えるサービスもあればと思う」
取材した2つの店では、バックヤードの不要な照明を消したりエアコンの設定温度を見直すなど、少しでも販売価格を抑えようと涙ぐましいコスト削減が続けられています。
しかし、その努力も限界…1日からの値上げ。家計への直撃は避けられそうにありません。