鳥取県西伯郡に住む60代の男性が、合計420万円の詐欺被害に遭っていたことが分かりました。警察によりますと、2023年3月30日頃、この男性の自宅に東京都中央警察官と名乗る男から「暴力団が関連する麻薬の密売組織で、あなたの口座や携帯電話が不正に使用されています。あなたも容疑者の1人として名前が挙がっています」と電話がありました。その後、検察官を名乗る男から「あなたが保有する口座の中から、悪用されている口座を割り出さないといけない。あなた名義の口座の取引支店名、口座番号を教えて下さい」と電話があり、男性は自分名義の口座を伝えました。4月3日、再度検察官を名乗る男から電話があり、「口座が正常かどうか確かめる」などと言われ、男性は自宅のパソコンからインターネットバンキングを利用して、男から指定された口座に振り込み。その翌日、他県の警察から詐欺事件に関する連絡を受けた米子署員が男性と接触した結果、詐欺事件に遭っていたことが分かりました。警察は「警察官や検察官がお金を振り込むよう要求することはなく、不審な電話がかかってきた際は、警察に相談して欲しいとしています。