島根県内に進出した東京のIT関連企業が受注拡大に対応するため、松江市に新たな拠点を開設し、県・市と立地計画に関する覚書を交わしました。

覚書を交わしたのは、企業向けのシステム開発などを手がける東京の企業「アイティープロデュース」です。
島根県庁で行われた調印式には、出雲市出身の糸原賢二社長と丸山知事、上定市長が出席、今年5月、松江市に開設された新しい拠点の立地計画に関する覚書に署名し、認定書が手渡されました。

アイティープロデュース・糸原賢二社長:
「リモートに関して寛容な時代になってきますし、いる場所は関係ないと思う。どんどん胸を張って、我々でもいいですし、県内の企業にどんどん挑戦していただきたいという思い」

「アイティープロデュース」は2007年に設立、2013年に島根県内に進出し、出雲市や江津市の拠点に全従業員の半数近くにあたる約40人が勤務しています。
松江支店の開設は、半導体メーカー向けの生産管理システムの開発など受注拡大に対応するためで、3年後の2026年には20人体制に拡充する計画です。
この計画に対し、県が1300万円、市が490万円を助成することにしています。