出雲大社に新たな移動サービス「グリーンスローモビリティー」登場 実証実験はじまる(島根・出雲市)
出雲市で実証運行を予定している新たな移動サービス「グリーンスローモビリティー」の試乗会が行われました。
ゴルフカートのような7人乗りの電動小型自動車。
時速20キロ未満で走行します。
このグリーンスローモビリティは、出雲大社周辺から稲佐の浜までの二次交通の拡充を目指し、導入が検討されています。
9月12日の試乗会では、9月15日から始まる導入に向けた実証実験を前に、出雲市などからなる協議会の関係者が実際の運行ルートを確認しました。
実証実験では大社行政センターと稲佐の浜を結ぶルートで、週4日、1日7往復の運行が予定されています。
田中祐一郎記者:
「今、神門通りの中を走っていますが、低速ではありますが風も入って来て静かで乗り心地がいいです」
出雲大社から稲佐の浜までの距離は2キロ弱。
歩いて観光するには少し離れていて、協議会は二次交通を充実させることで周遊観光につなげる狙いを持っています。
観光客:
「暑かった。(電動モビリティバスが)夏はあるといいかもしれない」
出雲市都市建設部・錦織良文さん:
「2キロ弱の道のりですので、大変な思いも暑い中されている方もおられたり、少し足の不自由な方もおられたり、お年寄りの方もおられたりすると、それのお手伝い手助けになったりするのかなと思います」
協議会は、今回の実証実験での需要や採算性などを分析し、2024年度以降の本格導入を目指すとしています。