9月8日、鳥取市の国道で、自転車に乗った高校生が車にはねられ死亡した事故を受けて、鳥取市で警察などが通学中の高校生に自転車用ヘルメットの着用を呼びかけました。

警察官:
「ヘルメットの着用をみんなにお願いしています。頭をしっかり守って」

15日午前7時過ぎ、JR鳥取駅近くの駐輪場で、鳥取警察署員や県の交通安全協会の会員などが、自転車で通学する高校生にチラシや反射材を手渡し、自転車に乗るとき、ヘルメットを着用するよう呼びかけました。

鳥取市の国道53号線では8日、自転車に乗っていた高校生が車にはねられ死亡する事故が発生、警察によると、この高校生はヘルメットを着用していなかったということです。

鳥取県くらしの安心推進課 瀧直人さん:
「誰も悲しい事故が発生しないことが第一ですが、事故があった時に身を守るのがヘルメットなので、もしもの為のヘルメットということで被って頂きたい」

自転車用のヘルメットの着用は、今年4月から「努力義務」になっていますが、7月に行われた着用率の調査では、鳥取県は30.9%と全国平均を上回ったものの、定着に時間がかかっているのが実情です。
(島根県11.3%・全国平均13.5%)

県と警察は、9月21日から始まる秋の全国交通安全運動でも、自転車に乗るときのヘルメット着用を重点的に呼びかけることにしています。