鉄道の乱れで客足に大きな影響が出ています。
松江市内のJR山陰線で見つかった倒木の危険のため、松江・出雲市駅間では、始発から運転の見合わせが続きました。
JRでは、運転再開を、午後6時以降としていましたが、午後5時56分に再開しました。

松尾直明記者:
「松江市内の山陰本線です。現在線路上に、大木がもたれかかる恐れがあるという事で、伐採作業が行われています」

倒木の危険が見つかったのは、松江市の玉造温泉駅と来待駅の間で、21日午前3時頃、線路と並行して架設されている電線に、樹木が倒れ掛かりそうになっているのをJRの工務社員が見つけました。

このため現場では、樹木の伐採作業が続き、JRでは始発から松江駅・出雲市駅間の上下線で列車の運転を見合わせました。

この影響で、特急列車では、やくも1号から16号までが、全区間で運休になったのをはじめ、スーパーおき、スーパーまつかぜにも運休がでました。

嶋村采音アナウンサー:
「多くのお客さんが払い戻しをしています」

JR松江駅のみどりの窓口は、特急列車のチケットなどの払い戻し客で混雑しました。
また、通学中の高校生も。

通学中の高校生:
「朝電車に乗った時は普通に行くかと思ったけど、運転見合わせになったので、今焦っています。乃木駅まで行きたいが行けなくて困っている」

対応にあたるJR担当者:「(サンライズ出雲の)代行バスを準備しています。出雲市駅です。ご迷惑をお掛け致します」

急遽の代行バスの準備など、松江駅の構内は朝を中心に混乱していました。
この混乱のため沿線にある県立宍道高校がきょう臨時休校となりました。

JRでは、運転再開を午後6時以降としていしたが、午後5時56分に運転再開しました。山陰では、特に利用客の多い区間のひとつで、午後6時20分時点のまとめによると、約5500人に影響が及んだ。