公共施設の名前にスポンサー企業を付けるいわゆる「ネーミングライツ」で、松江市が、8日、市の総合文化センターの命名権について、市内の地元企業と契約しました。
松江市では初めてのネーミングライツ契約です。
「松江市総合文化センター」のネーミングライツを取得したのは「株式会社さんびる」で、8日夕方、松江市役所で調印式が行われ、松江市の上定市長とさんびるの田中正彦社長がそれぞれ命名権に関する覚書に調印しました。
この契約によって、「松江市総合文化センター」の愛称が「さんびる文化センタープラバホール」となります。
契約期間は、現在リニューアル工事中の「プラバホール」が再オープンする2024年4月1日から3年間で、契約金額は900万円です。
「さんびる」は松江市に本社を置き、ビルメンテナンスなど幅広い事業を手がけている地元企業です。
応募のあった2社のうち、入札金額や業務実績など市の総合判断で契約企業に決まったということです。

さんびる・田中正彦社長:
「すてきなパイプオルガンを武器として、ステージにたくさんの皆さんが集う、市民、県外、海外のステージに精一杯がんばりたい」
松江市・上定市長:
「今回頂いた『さんびる』さんの名前で、我々も松江の文化芸術の発展に尽くしていくので、ぜひともこの名前を広めて頂いて、松江の拠点として、たくさんの人に使ってもらえればと思います」

松江市でのネーミングライツ契約は今回が初めてで、市は、これをはずみにさらに新規の契約を実現させたいとしています。
山陰両県でのネーミングライツは鳥取県が先行する形で進んでいて、県立施設の「とりぎん文化会館」や鳥取市営サッカー場の「アクシスバードスタジアム」などがあり、それぞれ契約料が安定収入になっています。
一方、島根県では、今回の松江市のほか、現在建設中の新しい出雲市総合体育館で地元企業との契約が成立して、4月から愛称の使用が決まっていますが、各自治体とも意欲はあるものの、実現例はまだ少ないのが実情です。