竹島に関して、島根県が県民向けに行った世論調査によると、関心があると回答したのは62.9%。昨年度から8ポイント余り減少していて、竹島の日制定から20年を前に関心の低下が懸念されています。

島根大学では新年度から竹島をはじめとした領土問題に特化した新たな授業が初めて開講されます。

2月17日、島根大学で開かれた講座「竹島研究の最前線。一般の人にも開放された公開講座です。

島根大学卒業の社会人:
「韓国の研究の経過とか比較しながら、いろんな観点から学べるのが一番良い」

島根大学法文学部 舩杉力修教授:
「国際法上、歴史的、地理的に見ても竹島が韓国領という証拠はない」

講師は島根大学法文学部の舩杉力修教授です。約20年間、世界中から古い地図を集め竹島の研究を続けていて、担当する地理学などの授業の一部でも竹島問題を取り扱ってきました。

島根大学法文学部 舩杉力修教授:
「教養科目や学部の科目で竹島問題を一部喋っていたんですけど、14回の授業でずっと竹島の話はできないので、忸怩たる思いだった」

そこで今年4月から新たに、竹島をはじめとする領土問題に特化した科目を新設することにしました。後押しになったのは学生からの声でした。

島根大学法文学部 舩杉力修教:
「授学生からもレポートなどで、もう少し詳しく聞きたいという声もあって、今しかないというところで新設した」

新たな科目は「地理学から領土問題を考える」。
単位取得のできる教養科目で、隠岐の島町の関係者から話を聞くフィールドワークをはじめ、竹島の歴史や韓国側の主張など地理学、歴史学、国際法学といった幅広い視点で領土問題を学びます。

大学側も「国際社会の平和と発展に貢献するという島根大学憲章に沿っている」として授業を認可。
島根大学でも領土問題に特化した科目は初めてだということです。

舩杉教授はこの授業をきっかけに、竹島問題を冷静に分析できる若い人材を育てたいと話します。

島根大学法文学部 舩杉力修教授:
「若い人はSNSが好きでよくやっていて、非常に表面的で感情的になってどこかの国が嫌いだとか好きだとかになるけど、そうではなくて、相手側の主張も含めて冷静に分析して、領土問題を平和的にどのように解決していくか、少しでも若い人に知ってもらって社会で活躍して欲しい」