初島マダイの乗っ込みシーズンが本格化!宇佐美港の「富八丸」では、現在1〜2㎏のマダイが上がっているが、今後は5〜6kg級も姿を見せるハズ!乗っ込みシーズンラストチャンスは初島沖を攻めてみよう。

やや遅れ気味もそろそろ本番!初島周りの乗っ込み大型を狙え!

さわやかな薫風が吹く頃になると初島マダイの乗っ込みシーズンが始まる。

他の海域よりも遅れてスタートする初島沖マダイは、やや水深のあるポイントに産卵の群れが集まってくるのが特徴だ。

今シーズン乗っ込み初戦は、私のマダイ釣りの常宿、宇佐美港の「富八丸」へと向かった。

今年の乗っ込みは 少し遅れ気味

shikake_48_1574413232 今年の相模湾、東京湾では全体的にマダイの乗っ込みが遅れているようだ。

「今年はまだサビ(婚姻でマダイの腹が黒ずんだ状態)の入った魚が少ないですよ。いつもなら連休の頃はほとんどサビが入るけど、今年は少ない」とは、木部高治船長。

春先から底潮が冷たいままで、春の潮に替わるのが遅れたことが原因かもしれないという。

釣行は連休が明けた5月9日。
船長から状況を聞きながら釣り場へと向かう。

このところ続いていた水垢も水温の上昇で赤潮へと変わり潮が綺麗になったとのことで、これはマダイ釣りにとって好条件だ。

「反応は出てるんだけど、大ダイは上がってないですね。4.7㎏が最大ですよ」と船長。

6㎏オーバーの大ダイが登場するのはこれからか。

協定開始時間の5時半(6月からは5時)までポイントで待機する。

心地よい緊張、期待に胸が膨らむ時間だ。

初島沖は朝の一投めから食ってくることが多い。

このチャンスは絶対に逃さないようにせねばと長ハリスを丁寧に足元に置いた。

「富八丸」ではタナは海面から取る、1投めは48mというアナウンスが流れた。

58mまでビシを沈め、ハリスが潮に馴染むまで10秒ほど待ち、3m刻みでビシを振り上げて指示ダナに合わせる。

待ち時間は3分から5分が目安だ。

置き竿にして待つこと2分ほど、竿先がストン!と突っ込んだ。

モーニングサービスいただき!と心の中で快哉を叫ぶ。

竿を手にとってゆっくりと持ち上げ、魚の大きさを確かめる。

大ダイに備えてドラグは緩めに調整してあるが、道糸を引き出すような引きではない。

1㎏級というところだろうか。
竿を立てたままゆっくりとリールを巻いて、船長の差し出すタモに収まったのは1.2㎏の綺麗なメスだった。

次の流しでは、反対舷で竿が入った。

こちらは2㎏のまずまずサイズだ。

次の流しでは同じ人が2枚めを釣り上げた。

エサ取りの状況はマダイの反応の浮き具合によって、こまめにタナ指示が変わる。

50m、52m、55mと刻々と変わる指示ダナに、道糸のマークをみて正確に合わせることが初島沖マダイ攻略のポイントだ。

コマセワークを工夫して食わせよう

朝の食いが一段落すると、船長は反応を探して小移動、65mのやや深場へと移る。

乗っ込み時期としては深い釣り場だが、初島沖では60〜80mの水深に産卵を控えたマダイが集まってくる。

この日はエサ取りが少なかったので、ビシを落とす位置を指示ダナプラス6mにし、高めの位置でコマセを振って長く待つ作戦に切り替える。

これが功を奏したか2回めのアタリ。

今度はやや引きが強い。上がってきたのはサビの入った1.3㎏のオスだった。

このようにコマセを振る位置、振る強さ、待ち時間を試行錯誤しながらその日のアタリパターンを探すのが釣果を伸ばすポイントになる。

人数限定のため釣り座の差はそれほど大きく出ないので、コマセワークを工夫してアプローチしたい。

また、大型になるほど投入からアタリが出るまでの時間が長い傾向があるので、コマセが効かなくなるギリギリの時間を見計らって仕掛けを入れ替えることも重要だ。

入れっぱなしはダメだが、マメすぎても逆効果になる。

これから6月いっぱい 初島は乗っ込み好機

日が高くなるとマダイが魚探に映ってもすぐに抜けてしまう状況になった。

アタリが減って緊張感が緩む時間だが、大型はこういうときに食ってくることがしばしばある。

それを裏付けるように反対舷で大型がヒットした。

糸が引き出されてなかなか浮いてこない。

「ゆっくりやって」と船長が声をかけた直後、竿先からふわりと力が抜けてしまった、痛恨のバラシだった。

沖揚がりの時間を迎え、この日は全員が型をみて釣果は3人で7枚。

大型はバラシのみだったか、1〜2㎏の釣りごろ食べころのサイズが揃った。

メスのマダイの真子はまだ成熟していなかったので、本番はこれから先だろう。

これから6月いっぱいまでが初島マダイの好機になる。

すでに反応はあちこちに見られるので、沖からの濁り潮がくればマダイの活性は高まって数型ともに期待が高まる。

乗っ込みマダイのシーズンラストチャンスは初島沖を攻めてみよう。

乗っ込みチャンス!!初島沖のマダイ釣行レポート

tm_148_3_1574413903 初島周辺はマダイをはじめ多くの釣り物の好ポイント。乗っ込みは遅れ気味だったが、そろそろ本番 tm_148_5_1574413933 乗っ込み大ダイは丁寧なコマセワークとタナ取りが大事。 tm_148_6_1574413948 大型が食ったらやり取りは慎重に tm_148_2_1574413986 初島沖のマダイ乗っ込みが本格化してきた。 tm_148_1_1574414015 乗っ込み期は5kg、6kgクラスも姿を見せるポイントなので、今後しばらくは大型のチャンス!
tm_148_4_1574414039 この日は1〜2㎏級だったが、3kgオーバーも珍しくない tm_148_8_1574414298 今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・宇佐美港「富八丸」 例年より遅れ気味だった初島沖のマダイ乗っ込みがゴールデンウィーク明けにようやく本格化してきた。

宇佐美港の「富八丸」では、1〜2㎏のマダイがコンスタントに上がっている。

軟調のマダイ竿が海面に突っ込むアタリはコマセダイの醍醐味だ。

さらに、満月になった竿の弾力を利用し、大ダイを浮かせる楽しさは他の釣りではなかなか味わえない。

他海域よりも乗っ込みが遅い初島マダイは、例年5月後半から6月半ばにピークを迎える。

7月初旬にはちょうど大ダイゲットの好機だ。

今年は6㎏オーバーの大ダイはまだ上がっていないが、ハリス切れのバラシは頻繁に起きている。

「反応はあちこちに出ています。水温が上がって水垢が浮いてきたので、これで濁り潮が入ってくれば大型マダイの本番になります」と木部高治船長。

初島沖乗っ込みポイントは朝マヅメに高確率で食いが立つので1投めから集中して狙いたい。

「富八丸」では、ステン缶等の貸出しの他、仕掛けも無料で配ってくれるので、初めての人は船長自作の仕掛けを使うことをおすすめしたい。

大ダイはいつ食ってくるかわからない。

アタリが遠のいたときに突然竿が突き刺さることも意外に多い。

常に緩めのドラグ調整を怠らないように!

以上の記事は「つり丸」2017年6月15日号の掲載記事です。