宮城・亘埋沖。高活性のヒラメ釣り場は、ビギナー入門オーケーのヒラメ道場!生きイワシエサで釣るヒラメが高活性!全開モード!爆釣を体感しよう!

仙台湾のヒラメ釣り場はどういうところか

TM1001_tokushu2-1_B_1631235050 仙台湾といえば、カレイ釣りを思い浮かべる人も多いだろう。

しかし、近年、地球温暖化の影響はこの海域にも影響しているのか、カレイは昔ほど釣れなくなっているという。

それに替わって増え続けているのがヒラメだ。
 
湾内には豊富なベイトがいて、冬場の水温も以前に比べれば高いことから、ヒラメに適する環境がますます整ってきているのだろう。
 
湾内のヒラメは6月に開幕する。

釣り方は、関東と同じく生きイワシエサの泳がせ釣りだ。

だいたい、10月いっぱい、長いときは11月いっぱいまで楽しめるのが近年のパターン。 
 
なんといっても魅力は夏ビラメが爆釣モードで楽しめること。

よく表現されるのが、「まるでカレイのようにヒラメが釣れる」こと。

極端なことを言えば、エサの数だけヒラメが釣れる、というのだ。

それだけヒラメの魚影が濃いことは確か。とはいえ、そんな海域でも釣れないことはある。
 
現状を亘理「拓洋丸」箕笹文夫船長に聞くと、

「6月から8月のお盆くらいまではヒラメはベイトを追っていて数はまとまっていないのですが、お盆くらいからツブ根や人工魚礁のベイトを捕食するようになるんですよ。だから、定番のポイントにヒラメが集まり、遊漁船が釣りやすくなるんですね。もうひとつは、群れが固まるとその数が多い。これらが爆釣できる理由なんです。しかし、定番ポイントにヒラメが入っていなかったり、そこの魚を釣りきってしまっていたら、全く釣れないということになります。だから、毎日、ヒラメ探しから始まるんですよ。船長としてはけっこうプレッシャーですよね。群れさえ見つけてしまえば、安心です」とのこと。

実際、群れの固まりはかなりのピンだった。

ツブ根であれば、そのポイントから少しでもズレると、全くノーバイト。

人工魚礁なら魚礁の真上か、魚礁の際にしかヒラメがいない、という状況がほとんどという。

茨城や千葉のように横流しをして広範囲を攻める、という環境ではないというのだ。

つまり、仙台湾の秋のヒラメ釣りは、ピンポイント釣りがメインとなっている。

TM1001_tokushu2-2_12_1631235165 水深20〜30mの岩礁や魚礁がヒラメのポイントだ

タックルはライト オモリは40〜60号で十分

1_1631235489 さて、仙台湾のヒラメ釣りタックルだが、基本的には関東と同じ。

異なるといえば、ピンポイント釣り、つまり、風上に船主を向けての潮流し釣り、またはエンジン流し釣り(横流しまたはドテラ流し)ではないので、軽いオモリ(関東と比較して)で釣りが十分に可能なのだ。
 
いまでこそ、仙台湾じゅうの船が生きイワシのヒラメ釣りを行っているが、その昔は生きイワシの事前仕入れはやっておらず、現場でイワシを釣ってそれをエサにして泳がしていた。

そのイワシはカタクチイワシが主流なので、仕掛けも細いし、オモリも軽かった。

そのことから、現在のヒラメ釣りも関東と比較すれば、“ライト”になるのである。
 
具体的には、オモリは40〜60号。

それに合うタックルをチョイスすると2mほどのショートロッドが適合。

ゲームロッドやLT用が最適だ。
 
それにリールはPE2〜3号を200m巻ける両軸、小型電動。よりダイレクトな感触が味わいたいならPE1.5〜2号を巻いておき、先糸8号を2mほど結ぶと良い。 TM1001_tokushu2-2_11_1631235639 エサはマイワシ。貴重なので大事に扱うこと

仕掛けはチヌ5〜6号に ハリス5〜6号80cm前後が標準

現地では仕掛けはチヌ5〜6号にハリス5〜6号80㎝前後というのが標準だ。

関東に比べてハリもハリスも小さく細い。
 
これは前述のとおりカタクチイワシの泳がせからスタートした経緯からのもの。

いかに弱りやすいカタクチイワシの負担を減らして泳がせるかが根底にあった仕掛けだからだ。
 
とはいうものの、現在の仙台湾では事前に仕入れているマイワシがエサ。

関東で主流のハリス6号で親バリはシングル、孫バリはトレブルの仕掛けも十分使えるし、有効だ。

つまり、市販のものならほぼなんでもオーケーなのだ。

ポイントはツブ根と魚礁周辺 とにかくピンポイントで流す

2_1631236204 生きイワシのエサ付けは、親バリを上アゴ刺し、または鼻掛けにして、孫バリを背に軽く刺すのが一般的。
 
イワシは一人が使える数は限りがある。だから大事に扱おう。

まずは効き手は右なら左手を十分に海水に浸けて濡らす。

イワシをザルですくい掴んだら、親バリを刺す。

そのままイワシを掴んだまま背側に孫バリを打つ。

この動作がすばやくできるとイワシのダメージは最小減にすることができる。準備が整ったら投入だ。
 
ポイントは、ツブ根や人工魚礁周りがほとんどだ。

潮の流れによって、根の頂点に合わせて投入や根や魚礁から少し話して投入し少しずつそこに近づけていくように流して攻めていく。 
 
だから、まずは常に“根掛かり”を想定しての心構えで臨むことが第一歩だ。
 
まずはオモリの着底とともにアタリが来ることを想定して投入。

予想通りアタリがあれば、そこでしっかりと食い込むまで待ち、聞き上げアワセ後は、根から仕掛けを離すことが目的でポンピングせずに5mほど早めに巻き上げる。
 
ここまでは即食いモードの場合。入れ食いにならないこともかなり多い。

そのときの釣り方が基本的な釣り方だが、オモリが底に着いたら、オモリを1m上げるようにリールを巻いてタナを切る。

しばらく待ってアタリがなければ、再び底ダチをとってタナをとる、というのが基本だ。
 
タナ取りは、水色がよく潮流れも適当な好条件なら高め、やや濁りや活性が低いようなら底スレスレというのがセオリー。

捨て糸の長さをハリスの半分ほどにするとタナをイメージしやすいことを覚えておこう。

高低差のある人工魚礁はどう攻めるのか

3_1631236439 ポイントは比較的平坦なツブ根か起伏が激しい人工魚礁のどちらかを攻めることになる。
 
この2種のポイントを比較すれば、ツブ根のほうが、根掛かり少なく釣りやすい。

一方、高低差のある魚礁、もしくは岩礁帯を攻めるときは、根掛かり確率が各段にアップするので難しくなる。
 
この難所の対策はマメな底ダチ、タナの取り直しという基本動作が根掛かり対策になることを覚えておこう。
 
これが誘いに繋がることも多い。

このような根掛かりしやすいところにはヤル気あるヒラメがいることが多い。

さらに良型の確率も高い。
 
明らかに魚礁直撃で攻める、とアナウンスされた場合は、仕掛け投入後、上から攻める方法もある。
 
そのやり方は、投入してから竿先を下に向けて、オモリが底に着く前からサミングして着底寸前に止める。

そこから一旦竿先を上げて、再びゆっくりと竿先を下げていく。

このときにアタリが出ることが多い。この動作を繰り返して、何かにオモリが触れたらその位置を記憶しておこう。
 
この方法で底ダチと高低差を掴んで攻めるのだ。

釣れないときこそマメなタナの確認が誘いとなる

アタリが少なくなると、ついつい置き竿にしっぱなしになってしまう。

これは、ヒラメ釣りでは悪循環の始まりだ。

アタリが少ないときこそ、マメなタナ取りが有効だ。
 
そのやり方は簡単。竿の上下のみでたいてい、タナ取り直しができる。

イワシが上下に動いたり、とくにイワシのフォールがヒラメにアピールとなる。

元気のよいイワシならイレギュラーな動きを演出、またイワシが弱っていたりデッドベイトになっていても、ひらひらするフォールがヒラメに好アピールとなることが多いのだ。
 
さらにアタリが遠いときは、一度仕掛けを回収し再投入するか、底上10mほどまであげてから底ダチを取り直してみよう。

【宮城・亘理沖】ヒラメ 釣行レポート

生きイワシエサで釣る ヒラメ高活性、全開モード!釣り過ぎ注意!!

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す っかり仙台湾内の定番メニューになっているヒラメ釣り。

6月に開幕し、今ヒラメが最高モードで高活性。

エサの数だけヒラメがバイトする状況で、カレイのように釣れている。

「実はカレイがここのところ不調なんです。その替わりに年々ヒラメの数が増えているようで、湾内では1〜2㎏サイズが以前のカレイのように数釣りができます。持ち込む生きエサのイワシには限りがありますので、9時前に早揚がりしたこともあります。もちろんデッドベイトでも釣れますので、エサは大事に使ってほしいですね」とは、亘理荒浜港「拓洋丸」箕笹文夫船長。
 
とはいうものの、いつでもどこでもヒラメが爆釣するわけではない。

「ヒラメがたまっているツブ根や魚礁を探さなくてはいけないんですよ。前日、釣れたからといってそこで釣れるとは限りません。まずは、ヒラメ探しから毎日始まりますよ」とのこと。

つまり、群れに当たらないと釣れないというのだ。

爆釣もしくは釣れない、と両極端だが、仙台湾は広い。

そして、ポ イントも多い。10月いっぱいは十分に楽しめるはずだ。
 
湾内では使用オモリは50号と軽い。

ライトタックルで十分楽しめるのでこの機会にぜひ、ヒラメの爆釣を体感してみてはいかがだろう。

以上の記事は「つり丸」2021年10月1日号の掲載記事です。