収賄の疑いで福島県職員の男が逮捕された事件で、この職員は、自分が担当していない工事の情報も漏らしていたとみられることが新たに分かりました。

収賄の疑いで、逮捕・送検された県中農林事務所の職員・寺木領(おさむ)容疑者は、2020年3月ごろから去年4月ごろまでの間、当時勤務していた会津農林事務所が発注する工事の入札で、設計金額を建築会社のマルト建設の役員らに教えた謝礼として、およそ26万円相当の賄賂を受け取った疑いが持たれています。

寺木領容疑者を送検する車両

この事件では、寺木容疑者に賄賂を贈った贈賄の疑いで、マルト建設の会社役員・上野清範(うえの・きよのり)容疑者(45)と、棚木光弘(たなぎ・みつひろ)容疑者(59)も逮捕されました。

送検される上野清範容疑者
棚木光弘容疑者を送検する車両

県によりますと、マルト建設は、賄賂を贈っていたとされるおよそ2年間に県発注の工事を11件受注していましたが、このうち寺木容疑者が入札を担当したのは1件だったということです。

警察は、寺木容疑者が担当していない工事の情報も複数回漏らしていたとみて、情報を入手した経緯などを調べています。