総務省職員をかたる人物から「あなたの電話が狙われている」などと電話で言われ、70代女性が約967万円をだまし取られていたことが15日までにわかりました。

始まりは総務省をかたる人物から…

富山県警砺波警察署によりますと、2月21日、富山県砺波市に住む70代女性の自宅の固定電話に総務省をかたる人物から電話がありました。

この人物は 「あなたの電話が狙われている、すぐに警視庁東京中央警察署に電話してください」と指示してきました。

70代女性が、教えられた電話番号に電話すると、警察官の「カネモト」を名乗る男が対応しました。

カネモト「家族に相談すると殺されるかも…」

カネモトは70代女性に「あなたはやくざのお金400万円を受け取った容疑者です」と告げてきて「家族や友人に相談するとその人達やあなたが殺されるかもしれないので、絶対に誰にも言ってはいけない」と脅してきました。

カネモトは、70代女性に通信アプリ「LINE」に移行させ、さらに詐欺を進めます。

この後、70代女性は指示に従い、住所、氏名、預金口座情報などの個人情報を話してしまいます。

2月25日、カネモトからの電話で「あなたのお金を調査する必要がある、自宅から離れた金融機関からお金を振り込んでほしい」と要求してきました。

カネモトの言葉を信じた70代女性は、3月10日にかけて、金融機関の窓口やATMから指定された口座に合計966万7,300円を振り込んでしまいます。

「警察官が通信アプリで取り調べ」は絶対ない…

そして4月18日を最後にカネモトと連絡が取れなくなりました。70代女性が家族に相談したところで、詐欺の可能性を指摘され、被害に気づきました。

警察は、特殊詐欺の被害を防ぐため、下記の点に注意するよう呼びかけています。

1. 警察官を名乗る者から「捜査対象となっている」などと電話で言われた場合:

   - 相手の名前、所属部署、内線番号を確認する

   - 電話を一旦切る

   - 家族や知人、警察に相談する

2. 警察官が通信アプリで取調べをしたり、振り込みを依頼したりすることは絶対にない。

3. 「+」から始まる国際電話番号を悪用した特殊詐欺が急増。このような表示の電話には出ない、かけ直さないようにする。

4. 固定電話については、国際電話の発着信を休止できる「国際電話不取扱受付センター」の利用を検討する。

5. 不審な電話があった場合は、一人で悩まず、家族や警察(110番、警察相談専用電話#9110、または富山県警察ホームページの「特殊詐欺等相談フォーム」)へ相談する。

特殊詐欺被害を防ぐためには、警戒心を持ち、不審な電話や連絡には慎重に対応することが重要です。また家族や周囲の人々とコミュニケーションを取り、孤立しない、させないことが大切です。

今回の事件…登場人物

- 総務省をかたる人物
- 警察官の「カネモト」を名乗る男性

TUT

不安をあおり、孤立させ、入金を急がせる

今回の特殊詐欺…主なセリフは下記の通り

- 「あなたの電話が狙われている、すぐに警視庁東京中央警察署に電話してください」

- 「あなたはやくざのお金400万円を受け取った容疑者です」

- 「家族や友人に相談するとその人達やあなたが殺されるかもしれないので、絶対に誰にも言ってはいけない」

- 「あなたのお金を調査する必要がある、自宅から離れた金融機関からお金を振り込んでほしい」

TUT