「寿司といえば、富山」の富山県と、「すしの都」を目指す福岡県の北九州市が、トップ会談を開きました。富山から北九州へ「すしのゴールデンルート」を構築する案が持ち上がりました。

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加賀谷悠羽キャスター
「富山県と北九州市の『すし会談』がまもなく始まります。どんなネタが飛び交うのか、注目です」

JRを乗り継ぎ、5時間半かけて富山県庁へやってきた北九州市の武内和久市長。

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北九州市 武内和久市長「こんにちは、知事」
富山県  新田八朗知事「どうも」
北九州市 武内和久市長「きょうは、世界初の『すし会談』。自慢の北九州市のおすしをきょうはお持ち致しましたので」
富山県  新田八朗知事「喜んで頂戴します」

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「寿司といえば、富山」を目指す富山県の新田知事と、「すしの都」を目指す北九州市の武内市長。

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「すし会談」の冒頭、それぞれの自慢のすしを試食し合いました。

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北九州市のすしを食べた新田知事は――

富山県 新田八朗知事
「とろりと、すーっと溶けていく。クリーミーな。魅力ですね、アカウニ」

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北九州市 武内和久市長
「そんなにほめていただいて。北九州市民みんな喜んでいます。ありがとうございます」

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武内市長は富山湾の宝石「シロエビ」の握りを――

北九州市 武内和久市長
「富山湾の宝石といわれるだけあって、見た目は繊細だけど、口の中に入れるとふわっと、とろけていく。宝石と言う名にふさわしい、上品な味ですね」

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“世界初”すしをテーマにした「すし会談」

自治体のトップ同士が「すし」をテーマにブランディング戦略を話し合う”世界初”の「すし会談」は、それぞれの寿司へのリスペクトから始まりました。

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ことの発端はことし4月。

北九州市 武内和久市長
「すしの都、北九州市。すしの都、北九州市という方向性をしっかりつくっていきたい」

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福岡県北九州市が「すしの都課」を立ち上げました。

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北九州市は、日本海側の「響灘」、潮の流れが早い「関門海峡」、流れが穏やかな「豊前海」の3つの異なる海に囲まれています。

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「豊前海一粒かき」や「関門海峡たこ」など、四季を通じて豊富な魚介に恵まれています。

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官民一体で「すしの都九州協議会」を設立するなど、取り組みを加速させる北九州市。

「すし会談」のきっかけは武内市長のSNSでした。

北九州市 武内和久市長(Xより)
「富山県で世界初の“すし会談”、いかがですか?」

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武内市長の投稿に新田知事が快諾。すしを通じて連携を深めるトップ会談の実現に至りました。

「すしのゴールデンルート」構築へ

12日の会談では今後の具体的な取り組みについて、新田知事から提案が――

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富山県 新田八朗知事
「北九州市、富山県、これからもお世話になるだろうJR西日本さんも巻き込んでしまって、3者で連携していくというのはいかがでしょうか」

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北九州市 武内和久市長
「それはすごくいいですね。富山県、北九州市、地理的に離れてますけど、思いをもった両都市がしっかり繋がっていく。『すしのゴールデンルート』を作りましょう。寿司で官民、各地域が一体になっていくような、枠組みを作っていければと思いますがいかがですか」

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新田知事「ゴールデンルート、乗ります」

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JR西日本とタッグを組み、「すしのゴールデンルート」をつくる案が飛び出しました。その先駆けとして、ことし8月に、富山県と北九州市の中間地点、JR大阪駅周辺で、「すし会談」第2弾となるイベントを開催することに。

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富山県 新田八朗知事
「ともに、すし文化を盛り上げ、日本中、世界中に発信していこうという志を同じくする自治体、民間企業とは、大いにともに切磋琢磨しながら、手を携えてやっていきたいと考えています」

互いの自治体をライバルではなく、“同志”と捉えているという知事と市長。「すしでタッグ」で話題を集めることで、それぞれの自治体の関係人口の拡大や観光振興につなげていきたいとしています。

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北九州市 武内和久市長
「すしを切り口にして、フックにして、街全体の魅力を知っていただく。しっかり稼いで、しっかり学んで、しっかり地域を大切にして引き継いでいく。これがすしを押し出していく1つの目標です」

すしでつながる新たな地域戦略に、今後も目が離せません。

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民間企業を巻き込み展開

すし会談で発案された「すしのゴールデンルート」の具体的な内容はまだ決まっていませんが、JR西日本とタッグを組む旅行商品の造成などが想定されるということです。

また、富山県のすしを北九州市の店で、北九州市のすしを富山県の店で、それぞれ食べることができるようなメニューが、現在、考案されているとのこと。

民間企業での経験があるトップ同士、企業を巻き込んですしの輪を広げていく戦略を想定しているようです。

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また、会談ではすし職人の後継者不足などについても話し合われました。一時の話題性にとどまることなく、いかに文化継承や地域活性化につなげることができるかがポイントになりそうです。