コクピットで入念に最終確認する機長と副操縦士のバディ

県営名古屋空港と日本各地の空港をつなぐ「フジドリームエアラインズ(通称FDA)」。名古屋から地方へのアクセスを支えています。今回はパイロットと客室乗務員に密着! 快適な空の旅を実現するための秘密に迫ります。

出発前には機長・副操縦士の2人で天気図をチェック

フライトの準備はオフィスから

訪れたのはFDAのオフィスフロア。出発を控え、スタッフたちが準備をしています。現在、FDAのパイロット(機長・副操縦士)は133人。そのうち6人が女性パイロットです。機長と副操縦士の2人体制で飛行機を操縦します。出発前の様子を覗かせてもらいました。

雨雲の高さがバラバラな日は特に注意が必要

悪天候の日、特に注意しなければならないのは、揺れの原因となる雨雲の高さですが、この日は高さがバラバラ。天気図を丹念に読み込み、飛行ルート上の雨雲の状況を把握します。シートベルトの着用サインを出す判断基準としているのです。

雨雲の上に表示されている数字が、雲の高さを表しています。例えば、30とは3万フィート。地上から約10キロ(3万フィート)のところに雨雲が多いことになります。

客室乗務員の仕事にも注目! 安全で快適な運航の裏には…

客室乗務員同士のコンビネーションも重要

一方、客室乗務員は、パイロットと同じく2人体制で業務にあたります。毎朝、必ず行うのは「安全唱和」。常に自発的な行動や判断がつくよう、安全にかかわる行動指針を声に出して唱和するのです。2人の息もぴったりです! 

救命胴衣の確認

出発40分前。機内に乗り込んだ客室添乗員の中山さんは、スピーディーに機内のチェックを始めます。装備品は足りているか? 不審物がないか? など、手際よく確認します。座席の下にある救命胴衣もチェック。乗客が間違えて持ち帰ってしまうケースが稀にあるため、万が一に備えた作業です。機内チェックは10分で終わりました。

最後の最後まで点検! 安全安心な空の旅をお届けするパイロット

食中毒にかかるリスク回避も徹底

再び機長の田澤さんと副操縦士の加藤さんのもとへ向かってみると、お弁当を持って飛行機に向かうところでした。

食中毒にかかるリスクを避けるため、2人が食べるのは別々のお弁当。万が一を想定した安全への配慮は欠かせません。

フライト直前、副操縦士の加藤さんが自ら機体をチェック

田澤さんはコクピットに入っていきますが、加藤さんはフライト前まで飛行機の点検を行っていきます。もちろん整備士が入念に点検していますが、最終的に操縦するのはパイロット。「必ず点検する」と話していました。

位置を常に確認しながら運航できるモニター

加藤さんもコクピットに入って、いよいよ離陸の準備に入ります。正面のモニターに注目。飛行機マークが現在位置を示しており、飛行機が今どこにいるかが分かるようになっています。RJNAとは名古屋空港の空港コードです。

快適な空の旅へ向けて出発!

パイロットは操縦するだけではなく、客室乗務員も乗客の対応だけをするだけではないということが分かりました。安全で安心な空の旅の裏には、多岐にわたるチェックの作業があったんですね。