スパイス寿司

名古屋駅近くにある「スパイスカグラ」では、スパイスをガツンときかせた唯一無二のグルメが食べられます。カウンターだけの小さな店ながら、地元名古屋はもちろん、東京からもスパイスカグラを目当てにやってくるお客さんがいるほどです。そんなスパイスカグラは店主もスパイシー! 絶品料理とともに、店主の人柄にもスポットを当てました。

言葉では表現出来ない絶品スパイス料理

カシューナッツのスパイス和え

スパイスカグラのメニューは店主・ナマステタナカさんによる日替わり創作スパイス料理コースのみ。この日の前菜の1つ「カシューナッツのスパイス和え」は、ガラムマサラ、クミン、ターメリック、チリ、コリアンダーの5種類のスパイスがたっぷりです。一粒食べれば口の中に強烈で複雑な辛みと香りが広がります。

八丁味噌ラーメン

愛知県民にはなじみ深い八丁味噌を使った「八丁味噌ラーメン」にもコリアンダーやシナモンなど6種類のスパイスをブレンド。コクのあるスパイスの味わいにパクチーのアクセントがきいたスペシャルなラーメンは、一般的な味噌ラーメンとは全く異なる独特のおいしさです。

「『うまい』で片付けたくはない」

一期一会の味

ナマステタナカさんが作るスパイス料理はどれも絶品。しかし味わいの複雑さゆえ「おいしさを言葉で表現できない」と困る常連客も多いのだとか……。「『うまい』で片付けたくはない」。おいしさを伝える表現を考えようと試行錯誤するも、結局「うまいっす!」としか出てこない、それが「スパイスカグラ」の料理なのです。

店主のナマステタナカさんもスパイシー

ナマステタナカさん

名古屋在住のインド人に作ってもらったカレーのおいしさに、衝撃を受けたナマステタナカさん。スパイス料理の道にのめり込み、35歳で自動車部品メーカーを退職しました。その後、1年半にわたってインドのさまざまな地域を巡り、カレーについて勉強したと話します。

型にはまらない「創作スパイス料理」を手がける

2014年に帰国するとすぐにカレー店をオープンするとたちまち人気店に! ところが「カレーばかり作るのは飽きた」とわずか3年半で閉店。カレー以外のスパイス料理をもっと学びたいと、再び海外に向かいます。インド、スリランカ、タイ、マレーシア、ネパールを巡る武者修行の末に行き着いたのが、現在のような型にはまらない「創作スパイス料理」でした。

スパイスマスターが教える簡単スパイス料理

スパイスカレー教室

スパイス料理の魅力を広めるため、ナマステタナカさんは店とは別に毎月開いているのがスパイスカレー教室です。生のスパイスを石臼でつぶしたり、丸ごとのスパイスを熱した油に入れたりと、本場・インドさながらのスパイスの使い方が学べると多くの生徒さんが足を運びます。

ダールマッカーニ

玉ねぎを真っ黒になるまで焦がし炒めて、コクを出すのもスパイスカレーの作法。インド伝統の豆を使ったカレー「ダールマッカーニ」は、一度食べればクセになる味わいです。

ターメリックチキン

スパイスマスター・ナマステタナカさんが誰でもできる簡単なスパイス料理としておすすめしてくれたのは「ターメリックチキン」。500グラムの鶏モモ肉にターメリック小さじ2、塩小さじ1をまぶして10分ぐらい寝かせてからフライパンで焼くだけで簡単に作れます。

肉々しい感じに仕上げたいときにはクミンをプラス

ナマステタナカさんによると、これを基本形として、爽やかに仕上げたいときにはコリアンダーをプラス、肉々しい感じに仕上げたいときにはクミンをプラスするなどアレンジも簡単にできるとのこと。味付け・香り付け・色づけと色々な役割があるスパイスの特徴を勉強するのにぴったりです。

寿司

40種類以上のスパイスを駆使して表現不能の絶品スパイス料理を作り出すナマステタナカさんが生み出した究極のスパイス料理がなんと「寿司」。インドの米であるバスマティライスを酢飯とし、漬けだれにスパイスを入れた漬けマグロのにぎりや、カキとスパイスを一緒に煮詰めたオイスターソースで楽しむカキのにぎりは唯一無二!

名古屋のスパイスマスターが生み出すスパイスワールドにひとたび足を踏み入れれば、スパイスの沼にハマること間違いありません。