■「日の出のように勢いのある将軍」に例えられたうなぎ

うなぎの名店「小満津」
うなぎの名店「小満津」

 「第16代の徳川家達公が折々お忍びでお昼に鰻飯。近頃勃然(ぼつぜん)擡頭(だいとう)して来た小満津はまさしく東京蒲焼界の旭将軍であろう」。つまりその当時“最も勢いのある将軍のような店”と称賛されていたうなぎの名店「小満津」。

場所を変えて復活
場所を変えて復活

 100年前に紹介されていた京橋の店は1964年に閉店。しかし現在は場所を変えて復活していることが分かりました。

小満津コース
小満津コース

 そんな小満津の誇るうなぎ料理がこちら。江戸前職人の技術が詰まった鰻重に白焼き、たっぷりとだしのきいたフワフワのうまきなど、伝統の味が堪能できる小満津コース。

40年通う常連客
「やや高価ではあるんですけど、頂いた後の満足感は小満津さんが一番強烈ですね」

 45年前に小満津を復活させた3代目・前田治雄さん。100年前のグルメ本の存在は全く知らなかったそう。

桝田アナ
「第16代徳川家達公も愛した味。近頃勃然擡頭して来た小満津はまさしく東京蒲焼界の旭将軍であろう」
「日の出のように勢いのある将軍のようだと例えらえています」
3代目 前田治雄さん
3代目 前田治雄さん
前田さん
「こんなにすごいのは初めて」
小満津 女将 前田恭子さん
「日の出の勢いっていうのもね。ひとごとみたい」

 「将軍」と称えられた小満津の肉厚のうなぎは、45年継ぎ足し続けた秘伝のタレがしっかり染みています。

桝田アナ
「甘いタレとうなぎの旨味を感じている間に、もう舌の上で溶けちゃいます。最高ですね!なんでこんなにおいしいんですか?」
前田さん
「祖父からウナギを焼く時は『“万遍返し”を忘れないように』」
短い時間で何度も身を返す
短い時間で何度も身を返す

 祖父から伝授されたという万遍返し。短い時間で何度も身を返すことで、余分な脂と臭みを抜きながら、うなぎの脂を生かしてしっかりと焼き上げます。

前田さん
「うちの祖父はもう何回も何回も、それこそ1万回までは返さないけど、でもそれくらい返すのを教わりました」