今が旬の寒ブリが、かつてない大漁で例年の半分程度の値段になっています。漁に同行すると、ベテラン漁師も驚く光景が広がっていました。

■異例の大豊漁…昨シーズンに比べて7倍以上

福井県美浜町の日向漁港。至る所に掲げられた大漁旗

 脂がしたたる「ブリのカマ焼き」に、脂ののった切り身を昆布だしにさっとくぐらせていただく「ブリしゃぶ」。そんな旬を迎えた“寒ブリ”に今、異変が起きています。

 日本海に面する福井県美浜町の日向漁港。目につくのは、港や漁船など至る所に掲げられた大漁旗です。

地元住民
地元住民
「毎日のように、大漁旗が上がるのは今年だけ」
「初めてかも」
「みんなが、景気がいい感じ。本当、村じゅう」
身が引き締まった寒ブリ

 日向漁港の特産は、ブランドの寒ブリです。

 日本海の荒波にもまれ、身が引き締まった最高級の寒ブリが今、異例の大豊漁になっています。

昨シーズンに比べて、7倍以上
日向定置網漁業組合 高橋武一組合長(75)
「大変うれしいですね。万歳、万歳、万歳です」
美浜町漁協 谷口芳哉さん(63)
「昨シーズン(10月中旬〜2月中旬)で計7000本だったのが、今季は4万匹を超える」

 30日時点で、1978年の組合発足以降、最多となる5万本を水揚げ。昨シーズンに比べて、7倍以上にも上っています。