福岡市南区のアパートで男性が刺殺された事件で被害者の男性が所有する車が男性が殺害された日に福岡市博多区内を走行していたことが新たに分かった。


カメラに向かってポーズを取る男性。

自営業の吉松孝さんは8日夕方、福岡市南区柏原の自宅アパートで遺体で見つかった。

吉松さんの死因は失血死で、背中には十数カ所の刺し傷があったほか、顔などには殴られた痕もあり、警察は殺人事件として捜査本部を設置。

さらに吉松さんの自宅駐車場からは白い乗用車がなくなっていた。

捜査関係者によると、なくなった車は吉松さんが殺害されたとみられる7日に、福岡市博多区の中心部を走行した記録が自動車のナンバーを自動で読み取る装置に残っていたという。

警察は犯人が車を持ち去った可能性もあるとみて現在も車の行方を追っている。

吉松さんを知る人
「すごく明るくて温和な感じの人」「気さくやし、結構人のこと気遣う人」

吉松さんは2018年5月に離婚したあと、現場となったアパートで一人暮らしをしていた。

人柄がよかったという声がある一方で、金銭トラブルも抱えていたと知人は話す。

吉松さんの知人
「吉松さん、色々なところで借金しているから用心していた方がいいよ、って」「お金を貸してくれとは言われましたけど」「2年以内で何百万という単位だった」

10年以上前からコインパーキングを設置する仕事をしていたという吉松さんだが、関係者によると、仕事はうまくいかず多額の借金を抱え、取引先への支払いも滞っていたという。

さらに友人達には配当金を払う約束で事業への投資も募っていたが、配当金はほとんど支払われていなかったという。

吉松さんの知人
「今している仕事でもうけたら分配するみたいな」「一人か二人はしていた」「50万というのは聞いた」

捜査関係者によると、吉松さんの自宅からは携帯電話もなくなっているというが、部屋に荒らされたような形跡がないことや財布が残されていることから顔見知りの犯行とみて捜査している。