1967年、茨城県で発生した強盗殺人事件、いわゆる”布川事件”で、裁判のやり直し=再審により無罪となった桜井昌司さんが、8月23日、がんのため亡くなりました。桜井さんは袴田巌さんの再審開始に向け支援をしていました。

布川事件は1967年、茨城県で発生した強盗殺人事件で、桜井さんは無期懲役となりましたが、裁判のやり直し=再審により無罪が確定しました。その後は、再審法改正を訴える活動のほか、袴田 巌さんの再審開始に向けた支援を長年していました。関係者によりますと、23日に直腸がんによって亡くなったということです。この訃報を受け、20年ほどの付き合いとなる袴田 巌さんの姉・ひで子さんは「長い間お疲れ様です。ゆっくり休んでほしい」と感謝の言葉を述べました。

(袴田 ひで子さん)

「再審法改正も一生懸命やってくれた、これを機会に盛り上げていかないといけないと思う、再審法改正ね」