「さくら保育園の正常化を最優先」裾野市が元園長に対する刑事告発を取り下げも「犯人隠避の疑いは今も変わらない」 静岡県
裾野市のさくら保育園で起きた園児虐待事件で、裾野市は元園長に対する犯人隠避容疑での刑事告発を取り下げたことについて25日、記者会見を開き、説明した。裾野市の村田市長は「(告発を)取り下げて保育環境を守ることを最優先にした。」と話した

裾野市のさくら保育園で起きた園児虐待事件で、裾野市は元園長に対する犯人隠避容疑での刑事告発を取り下げたことについて、記者会見を開き、説明した。裾野市の「さくら保育園」で起きた園児虐待事件をめぐっては先月、当時勤務していた女性保育士3人が園児に暴行したとして逮捕されたが、その後、処分保留で釈放された。また、この事件について裾野市は元園長に対し職員に虐待行為を口外しないよう誓約書を書かせるなど犯人を隠避した疑いがあるとして先月、警察に告発状を提出していたが、一転して24日これを取り下げた。裾野市の村田市長は「捜査をして、園の環境を混乱させるより、(告発を)取り下げて保育環境を守ること、園の正常化を最優先にするということの方が大事だと、政治判断をした。告発を取り下げたが、園に対する犯人隠避の疑いは今も変わらない」と話している。