2022年の静岡県内の特殊詐欺被害額 約9億円に 「不審な電話がきたら家族や警察に相談を」 静岡県警で注意呼び掛け
静岡県内で2022年、確認された特殊詐欺の被害額は約9億円に上った。2日も2200万円をだまし取ったとして男が逮捕、被害があとを絶たない。県警は、「不審な電話がきたら、家族や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けている。

静岡県内で2022年、確認された特殊詐欺の被害額は約9億円に上った。2日も2200万円をだまし取ったとして男が逮捕、被害があとを絶たない。

県警が発表した2022年1年間に県内で起きた刑法犯罪の件数は1万4269件で前の年より171件減少し、20年連続で減少した。しかし、このうち「特殊詐欺」は417件確認され、前の年より43件増加した。特殊詐欺の中でも「架空料金請求詐欺」や「還付金詐欺」などが増加していて、被害額は9億429万円に上る。

そんな中、2日も東京都新宿区の自称・建設業の29歳の男が2022年8月、静岡市駿河区の高齢男性から現金2200万円をだましとった疑いで逮捕された。男は複数人と共謀し犯行に及んだとみられ、金をだましとる相手から現金を受け取る役、いわゆる「受け子」を手配する“リクルーター”をだったとみられている。

県警は、「不審な電話がきたら、家族や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けている。

そして、2日午後、警察は浜松市西区の60代の会社員の男性が、1月、現金と電子マネー計約1390万円をだましとられる特殊詐欺事件が発生したと発表した。

被害が多発している。皆さん、ご注意を。