【熱海土石流】市が復興計画“一部見直し”へ　静岡・熱海市

静岡・熱海市は、土石流災害からの復興に向けて策定した住宅再建計画の一部を見直す方針であることがわかった。

熱海市は土石流で被災した伊豆山地区の復興に向け、２０２２年９月「復興まちづくり計画」を策定し、住宅の再建については、被災した土地を市が買い取り、宅地造成を行ったあと希望する被災者に土地を再分譲する計画を示していた。

しかし、買い取った価格より整備後に分譲する価格の方が高くなる可能性があるほか、自宅のあった場所に戻れなくなるのではないかといった不安の声が被災者から寄せられたという。

そのため、熱海市は計画を見直し、土地の復旧工事は被災者が行い、市がその費用の９割、上限１千万円を補助する方針に変更するという。市は今後、住民説明会を開き変更する計画について被災者に説明する方針。