
保護者や保育士などから、不適切保育などに関する情報提供や相談を受け付ける静岡県の窓口が3月29日、設置された。県内では保育園や幼稚園を取り巻く問題が相次いでいるが、解消に向かうのだろうか。
29日から県庁のこども未来課に設置された「チャイム」は、保育園や幼稚園の「不適切保育」に関する相談や通報に対応した専用窓口。県内では、2022年9月牧之原市の認定こども園で、園児が通園バスに取り残されて死亡したほか、2022年11月、裾野市の保育園で元保育士らによる園児への虐待が発覚するなどの問題が相次いでいる。今回、県が設置した窓口「チャイム」には専任の相談員が配置され、保護者や保育施設の職員から寄せられる虐待や暴言など不適切保育についての相談や通報を受け付ける。
(県こども未来課 鈴木 安由美 課長)
「静岡県は昨年、さまざまな保育に関する事件がありました」「不安を少しでも早く払しょくできるように総合相談窓口を設置しました」「気づいたことがあれば気軽に連絡をいただければと思います」
電話による相談は、平日の午前9時から午後5時まで受け付けているほか、インターネット上の専用フォームからもメールで相談が可能だという。